【博麗神社/境内】
李 金龍
「……………。」
相手の眉間に目掛けて撃った弾丸がシールドに弾かれるも、眉間に対峙する相手、宇賀御はその言動や身のこなし、体格に構えの全てを見てその筋力と力量を測っていたものの、先程から軽傷を負わせることは出来れど、決定打を打てない事になどから、大まかにだが相手の能力についての推察を続けている。
李 金龍
「(どうやら、無意識の状態でも発動する能力のようですね。
更に水を被って傷の回復もしている……これは本来の性質によるものか、それとももう1つ能力があるのか……どちらにしても厄介極まりない能力ですが、能力である以上、使い続けていれば欠点は出てくる筈です。それなら、連続攻撃を仕掛けて粗探しをしましょうか……!!)」
爆煙が薄れ、相手が気絶した兵士から武器を得たのを見ると、下手に野放しにするよりも、多少の消耗をしてでも堅実に勝ちに行くべきだと判断し、右手にナイフ、左手に拳銃を構え、これまで左手に持っていた突撃銃を背負い、ナイフと拳銃に白いオーラを纏わせ、連撃を仕掛けるべく、相手に向かって駆け寄る。
相手との距離を詰める際、相手が反撃に転じる事が出来ないように、拳銃から三発の弾丸を宇賀御の胴体に向けて放ち、威嚇射撃を行う。
>>幻想郷ALL
>>国連軍ALL
【博麗神社/境内:宇賀御 報果side】
「くっ……!」
(胴体を狙った銃撃と、その銃撃のたった数発でシールドに亀裂が入り始めていることに驚きつつも、駆け寄ってきた李を認識し、手水舎を背に一歩下がる)
「この、さっきから私を狙い撃ちにしていたのは貴方ですか!」
(ようやく自分を狙っている相手が居ることを判断し、李の振るおうとするナイフの予測される軌道に合わせ、理性では無く反射で刀身を納めたままの刀の鞘を突きだし防御姿勢を取る)
>>121