>>71 栄敬
意味を持つことにこだわる…僕を諭すつもりか?
(無愛想な態度は取るものの、相手が言った言葉を復唱する程度には心を開いたようだ。そして自分の目前に立つ大男を見上げてガスマスクを外す。真っ黒な目は相手をしっかり捉えており、下に続けて。)
僕の名前は周防 湊という。アンタの名前を知りたい。
(先程よりは相手が関心を持っている事に安心し、
心を充分に落ち着けて名乗る。)
「俺はヒデタカ、支倉栄敬ッてんだ。
ちと変わった名前だが、覚えてくれりゃァ幸いだ。
まァ、宜しく頼むぜ?湊『くん』よォ?」
(見てくれから少年がまだ歳若い事は分かる為に、
敢えて呼び方を変える。初めての『仲間』か、
それとも未だ『同類』か、それは分からない。)