>>38
「せっかく出してくれたところ悪いが、あいにく俺は食事を終えたばかりなもんでな。毒が入っていようがいまいが食べる気なんてさらさらないね。」
(全く悪気のない顔でそう言い放つとイチジクのタルトから目をそらして相手に背を向け異能の骨を回収する。)
あ、そう…
(完成したタルトを手に取り、鞄の中に詰める。中は悲惨な事になっていないだろうか。)
…君が殺ったんだ?
(回収する様子を屈んで眺め、呟く。)
饗庭野では珍しいね、ここでは配給に頼る子が多いのに…
(頬杖をして、鼻笑いと共に語る。)