>>140
少女の返答はあまり予想していなかった様で、
生意気な態度を取られたソレは激しく憤った。
「我が心内も知らぬままにその様な事を言うな。
貴様に何が言えようか、た̀か̀が̀生̀者̀如̀き̀にッ!!!」
ソレは、何とも言えぬ異様な気を放つ剣を、
鏡の様になった岩肌に勢い良く突き立てる。
すると、周囲のあらゆる地形や植物が、
その岩肌の様に周囲の景色を写す様になったッ!!!
「貴様に教えてやろう……、己の思い上がり、
力の限界、それがどういう物なのかを……ッ!」
すると刹那、鏡と化した岩が激しく光り、
周囲を包み込んだ、かと思えば───。
周囲は何とも不可思議な空間になっていた。
そこは何もかもが、左右反転した世界だったッ!!!
「ここに邪魔者は現れない……、始めよう……。」
>>葡萄、(イリア、海宙、愁華)