>>30 リセレス
あー、なんか悪いね、二度手間になっちゃって。何事も自分で努力するしかないんだねえ……。
(もしも淹れ方のコツはサイコキネシスだなんて言われたら絶対に真似できないな、と感じ。魔法が使えなくても美味しい紅茶を淹れる人は幾らでもいるし、魔法使いの長い時間の中で、頑張ればきっと自分も何とかなるだろうと楽観的に考えながらオレンジペコのティータイムを楽しみ)
「…いや、まあ良いんだけど。…あっ、そうだ。この本とかどうかなぁ。」
(気にしないでよと手を振り、そういやと本を引っ張り出す。白っぽい表紙には、紅茶の絵と『紅茶の淹れ方』の文字が)