>>119
「…僕もよく分からないことが書いてあったけど
ピカは、闇と関わっちゃいけない…っていう、事なんじゃないかな…。
僕は闇だから、ピカと一緒じゃダメって事…」
少し俯き、自分の考えていたことを言って。
(…でも、考えてみれば僕も輝が嫌いで、関わらないほうがいい。
なら、このまま僕はピカを見捨てるの…?)
未だに遠慮している部分はあるが、悪意を感じないピカに気を許していて。
どちらにも当てはまらない、と石板にも書いてあったことを思い出す。
(…ピカは、違う…。あんな、嘘をつくような人じゃない…)
そう思い、顔を上げて言う。
「…僕は、それでもピカと一緒にいたい!…ピカは、どう思うの…?」
恐る恐る聞いてみて。
これで、一緒はやだと言われれば、もう何もできないなと心の中で言う。
『・・・・・ 石の板 マニに 嘘ついた 』
(ハッキリと、不機嫌と分かる表情…石板を見ながら、怒り心頭のピカは言う)
『 ピカ マニと ともだちに なりたい のに 』
『 石の板 マニに ひどい 嘘 ついた! 』
『・・・・ もう その 石の板 ゆるさない 』
(意図して強い光を握り、石板に近付く)