>>196 『音もなく忍びは屋根を飛び、項垂れる妖の脳天に槍を突き立てた』 『未だ意識の残る妖は槍と忍びを外そうと暴れ、それを許さぬ忍びは刺した槍を用いて 首の上へと飛び乗り、抜刀する』 忍殺 『槍と刀の血を払い、忍びは帰途に着く 後には首を失い、倒れ伏した雄牛程の妖が残る』 …………(やれやれ…この歳にもなって忍殺とはな) (滾る血を抑える、老後の運動と言っても限度があるだろう…忍びの悲しき宿命である)