>>55 イザベラ
「血塗りの蛇神.......いつの間にか、
私は誰からとも無くそう呼ばれる様になった。
それは幾人もの人間を、正義と悪の
境なく葬ってきたからに他ならん。
だが.......私にも夢がある。大義がある。
この国を、根底からひっくり返す為の。」
(足を組み、テーブルに左腕を委ね、
先程の狂気は消え、静かに語り始める。)
「世間は私を、悪を超えた悪と罵り、
正義を掲げる者の誰もが私を嫌う。
理由も無く、死神の様に命を奪う者。
みな私をそう認識する.......だが違うのだ。
私にも、叶えたい夢があるのさ、イザベラよ。」
(遠い目をして、雨の降る窓の外を見る。)
>>56 ハスター
「別に恐怖を親民に対して植え付けるのは悪いことではありません、ですが、恐怖にも使いようがあるのです。」
(また元の柔和な表情に戻ると、語り口となったハスターを神妙に見つめ、頭を軽く掻くと)
「誰がどんなに物を云おうが、私にとって貴方は正義の一員です。裏切らない限りお供しますよ、何処までも。」
(胸の前で腕を組むと、やや飄々とした珍しい表情で鍵を引き出しの中へ仕舞うと)