(相手が自分よりかなり小柄で頭に手が届かないかもしれないのに恐怖心でいっぱいでそんな事まで気が回らず、足が竦んで若干膝を曲げ背中を丸めたまま、蜘蛛が頭上で手足を動かし、カサカサと頭皮が擦られる感覚にぞわりとしぎゅっと目を瞑ってぶるぶる震えて蜘蛛が取り払われるのを待ち。蜘蛛の爪が細い髪に絡まりながら外れていくのを感じるとゆっくりと目を開け、つむじ辺りを手で触りながら確認するとにぱりと笑い。今更ながら相手の身長に気づき、首をこてんと傾げるがすぐに申し訳無さそうに)
とれた?いないならもう大丈夫!ありがとー!ごめんね、よく取れたね、背伸びした?中等部の子なの?
>>32 香鷺くん
>>34 (八目くん)
(あの毒々しい蜘蛛人には効かない程度の弱い毒があるんだっけと放ったあとで思い出せ蜘蛛の手触りを思い出して自分の手のひらを見つめ、相手への少し高い視線を向け慌ていた様を思い出しながら、暫く無言でたくさんの質問と言葉にこくこくと頷き、それから一拍置いて口を開き、人となんて声を出すんだっけと話し方よりもまず声の感覚を探りながら、地面の緑へ視線を落とすがまた相手を見たとき透き通って煌めく銀色の瞳を綺麗だなあと気づいてジッと見つめ)
「中等部、2年……だ……。
………おにいさん…は、高等部、のひと、?」