紫
「い、いえ……なんでもないわ。それよりも、次はこれとかも持ってもらえるかしら?」
紫はまさか初代博麗の巫女が作り出し、初代とほんの一握りの巫女しか使えなかった陰陽玉を難なく手にした霊夢
反発や弾かれる程度によって霊力の質や、力の適正を測ろうとしたのだが、一切弾かれる事も無く触れる事が出来ていた事から考えを変える必要が出てきた。
見た目だけではなく、彼女の使う力もまた、初代に近いのかもしれない……その事から、今度は歴代の博麗の巫女達が使って来た品物……大幣、対魔針、御札等を次々と蔵の中から取り出し、それらを持ってみて欲しいと言う。
もし、これら全てに一切拒絶されずに持てるのであれば、霊夢は博麗の巫女……引いては博麗の血筋の中でも最強の存在になれる可能性があると考えられる。
【そう言えば、格ゲー版では、霊夢がスキマのようなものを使えるようにもなっていましたね!】
べ、別にいいけど・・・・・
(とりあえず、持たなければこの意味のわからない時間は終わらないだろうと考えてか、霊夢は次々と紫が持つように言ってきた品物を、難無く普通に持っていく・・・・・
どれもこれも、微塵ほどの反発や拒絶も起きずに持てていて・・・・・)
【スキマのおすそわけW】