悠矢「おー、怖い怖い・・・・・」
(仲間意識というものが自分も含め、この組織にあるのかどうかは未だにイマイチよくわからないものの、立場上の関係性は仲間である以上、氷華の人間性を一番知れる立場でもあることから、敵に回したくない人間だと思いながら上記を呟く・・・・・
八咫烏にはヤバイ人間がごろごろいるが、間違いなく氷華が一番ヤバイだろう・・・・・)
氷華
「……とは言え、街の被害状況から見て暫くは派手に動かない方がいい、貴方も今日はもう休んでいいわ。」
商店街での一件もあり、これ以上派手に動いてしまうと、警察や公安による情報の抹消や痕跡回収が難しくなってしまう事から、暫くは大きく動かずに待機しておべきであると判断し、部屋のノブに手をかけながら緋染も休憩を取っても構わないと言うと、扉を開け去って行く。
容易く大規模な氷塊を生成したり、何百もの氷柱を作り出したり、触れずして氷塊を意のままに動かすと言ったように、威力、規模、精度のどれを取っても人並み外れた力を持つ氷華……
桁違いの異能を持つ彼女の歩むその先がどのような世界になるのかはまだ誰にもわからない……