桜空「・・・・・何かしら武器になりそうなものでもありゃあいいが、そうもいかねぇか・・・・・」
(桜空は脳内で、能力も封じられているのであれば、さっき気絶させた奴の刀でも奪っておけばよかったなと思いながら上記を呟く・・・・・
桜空は一か八か、人気のある方向へと進み、会話内容などで情報を得たり、武器になりそうなものがあれば護身用に強奪しようと考え、左側の通路奥へと向かう・・・・・)
>>495
鴉A
「おい、知っているか?2時間前にこのアジト内にfirstの連中が潜入していたらしいぞ……」
鴉B
「ははは、馬鹿な奴らだ。金鵄様が居ないとはいえ、アジト内には四人も十二鴉が集まっている。何十人来ようと無駄な話だ。」
通路の先では、小さなホールのようになっており、更に奥に向かって伸びる通路が三つあり、見張りの鴉は二人だけで、その見張りも周囲への警戒が緩んでおり、壁に背を預け、呑気に駄弁っている。
八咫烏のメンバーは黒服に身を包み、肩や腕、脚にはプロテクターが付いているものの、あまり重武装ではなく、両手で持ったカービンライフルを除けばそれほどの脅威ではないように見える。
また、施設の構造については不明だが、桜空が倒した毒鴉を除いても、まだ三人も十二鴉の幹部戦力が残っていることが判明する……