紀「・・・・・半端者、ですか・・・・・天地がひっくり返ろうと、私達は悪人です、ただ、あの黒服達のやり方が気に入らない、それだけの話です・・・・・」
(狼谷は半端者と言うが、狼谷も含めて自分達は天地がひっくり返ろうと悪人の集まりであり、腐っても正義にはなれない、八咫烏のやり方が気に入らないだけであり、結局は悪人なのだ・・・・・
「私に言わせれば、貴方はどちらかと言えば悪人ですよ、この組織にいて悪人じゃない人間なんていません・・・・・それに、逝く時まで一人ですか、どこまでも一匹狼ですね貴方は・・・・・」
と告げる・・・・・)
>>670
狼谷
「そうか?まともな人生だったとは言えないが……
俺は幸せ者だ……信じられる奴らに……自分の意思を託して……逝けるんだからな……」
遂に意識が朦朧として来たのか、狼谷は一人で逝くその姿から一匹狼だと形容されるものの、自分は幸せ者だと応える。
その声はとても弱々しおものではあったものの、決して嘘や偽りの無い、心からの安心をしている事が感じられる……
狼谷
「俺は……頼んだぜ?」
最期に桜空に優しく微笑みながら、後は頼んだとだけ言うと狼谷は出血の影響で意識を失い、そのまま目が覚めること無く衰弱死する……
険しく深い谷底を生きる孤独な狼であった彼は、太陽を求めて地上を進み、仲間を助け、助けらた結果、信じられる仲間に囲まれて命を落とした……
【狼谷陽助 死亡】