紀「っ!!!!!」
グッ・・・・・!
(紀は能力で相手の動きを止めると、そのまま地面へと猛スピードで落下させる・・・・・
こうなったら、自分の体への負荷なんていちいち考えずに、制限時間ギリギリまで能力を行使して戦い尽くすしか道は残されていない・・・・・)
>>764
《ギラッ》
紀が地面に落とした黒髪有翼の男は周囲を包む濃霧の中へと消え、自然落下し始めた紀の足元には無数の棘が生えた茨によって床の一部が覆われ、即席の棘床を形成している……
もし、このまま落下してしまえば、両足に棘が突き刺さり、機動力を封じられてしまう事になる。
更に、機動力を削がれた状態では霧に潜む者達からの攻撃を防ぐ事は出来なくなってしまうだろう
視界の悪さと人数の優位性を利用した巧みな戦術構築能力、そしてそれらさえも単純な戦力としてだけでなく、情報分析として用いる機転、これこそが霞鴉が三羽鴉たる由縁