桜空「っ・・・・・!」
(今しかない、今、この時しか・・・・・
なんとか戦うことは出来ても、能力を使っても倒すことはできない相手を倒すにはチャンスは今しかない・・・・・
桜空は、力を振り絞って全力の一撃を繰り出す・・・・・
「っぉおらぁぁあああっ!!!!!」)
ドボォオンッ!!!!!
>>816 (翼腕の鴉)
紀「そんなに私が仕留めやすそうに見えますか?」
グォンッ・・・・・!
(紀は自分の拳を貫くことに気を取られて一瞬生まれた隙を見逃さずに、そのまま先ほどと同じように体を霧に変えられる前に相手のこめかみめがけて回し蹴りをする・・・・・
無敵にも等しい霧鴉の隙を突けたのはかなり大きいだろう・・・・・)
>>816 (霧鴉)
【桜空vs翼腕の鴉】
翼腕の鴉
「ぐぉ……ォ………!!?」
《ドサッ》
頭上から落ちて来た蛍光灯を頭上に振り上げた両腕の翼によって防ぐものの、桜空を渾身の一撃が鴉の腹筋をも打ち抜いて殴り飛ばし、翼腕の鴉はそのまま桜空の両足を突き刺していた鉤爪もろとも吹き飛んで行く。
そして、今の一撃をもろに受けた事によって翼腕の鴉は意識を失い、そのまま地面に倒れ、異能も解除される。
【紀vs霞鴉】
《ドスッ》
霞鴉
「フフッ、よくわかっているじゃないか。」
霞鴉は裏拳を止めて回し蹴り
回し蹴りは威力が高いものの、その分、大振りに動かなければならず、その攻撃に必要な動作は先程の裏拳よりも大きい事から、拳を突き刺すために構えていたナイフの刃先を紀の脚に向ける。
更に、カランビットナイフを持った右腕を更に押さえ、蹴りの威力を緩和させるために左腕で右腕に交差させるようにして構える。
これによって回し蹴りを放つ紀に対して逆にその勢いと攻撃を利用して紀自身が自らナイフに突き刺さり、そのままの片足を潰すことになる……
だが、ナイフによって片足が潰れる事を恐れずに蹴りを放つ事が出来れば、まだ霧化する事の出来ない霞鴉に対して少なからずダメージを与えることが出来るだろう。