悠矢「まぁ聞きなって、この時間帯、この辺りはもうすぐ警官が未成年を対象に歩道目的でパトロールするんだよ、俺達が見つかったらいろいろとやばいだろって話さ、氷華ちゃんの計画を無駄にしたくないだろう?」
(今は大人しく撤退するのが最善だということをなんとか告げる・・・・・
警官はおろか、一般人にもこんなところを見られては騒ぎになる、なるべくそのようなことを避けたいからか、今は撤退するように忠告をする・・・・・
「今回はまぐれさ、君ほどの実力があればこんなガキ、いつだってやれるだろう・・・・・?それとも、怖気付いたかな・・・・・?」)
>>857
霞鴉
「…………運のいい奴だね。キミは……」
霞鴉はならば問題になる前に片付けようとも考えるものの、蹴り出した仕込みナイフの付いた足を止め、氷華からの"極秘任務"を思い出すとその足を止め、周囲を軽く見渡すと、夜明けと共にパトカーのサイレントが鳴り響いて来ている事を聞き取る。
そこで悠矢の進言を聞いて、自分の右腕を霧に変えようとするが、部分的な霧化も出来ない程にダメージを受けた事を察し、即座の離脱や退避が出来ない事からこの場を立ち去る事を決める。
霞鴉
「……これをあげるよ。
口惜しいが…ボクがキミを仕留めきれなかった時にはそれをキミに渡すように言われている。」
霞鴉は自分のボロボロになったコートの内ポケットから布に包まれた映像記録媒体用のチップが入った特殊強化ケースを取り出し、そのチップケースを桜空の傍へ放る。
電線によって感電した際に布に包まれたこのチップケースだけは守っており、中にあるチップは無傷であると思われる。
霞鴉
「……じゃあね、運命に嫌われた者。」