桜空「不細工な右腕だ・・・・・」
ドォンッ!ドォンッ!
(相手が攻撃した先が転移先と見せかけて、別の場所から腕を出しては相手の頭部へとめがけて不意打ちするように銃撃する・・・・・
体力も能力も相手の実力に遠く及ばないのであれば、できる限り頭脳を活かして戦うしかない・・・・・)
刺青の男
「ククク……ハハハハハッ!
俺は不死身だ!!」
銃弾が何度も頭に撃ち込まれながらも、グルりと桜空へ振り向くと共に、振り向き際に右腕を勢い良く振るって複数の斬撃が融合し歪な形状の斬撃を放って反撃しようとする。
空間転移能力を持っていなければ、その複雑かつ独特の形状をした斬撃を避けることは困難だと思われるため、この斬撃だけなら回避はそう難しくはないと思われるものの、その不死身のような生命力と再生力によってまるで決定打になっていない……
この不死身が異能由来であるのなら、何処かしらにカラクリがあると思われるため、それを見つけ出すことが出来なければ倒す事は出来ないだろう