桜空「・・・・・」
(助かる、助けられる、そう思っていた・・・・・
いや、氷華は何としてでも自分の手で救わなければならない、そんな使命感が心のどこかにあった・・・・・
もし、氷華の頼みを受け入れず、アジトに早く戻って治療マシンに入れていたなら結果は大きく変わっていたはずだと思うと、後悔してもし切れない・・・・・
もはや、涙すら出なかった・・・・・)
>>56
氷華は永遠の眠りについたように見えたが……
微かにだが心音がしており、今からアジトに戻って治療すれば一命を取り留められるかもしれない……
だが、例え生き残ったとしても目を覚ます確証は無く、永遠に植物人間状態のままである可能性が非常に高い。