今からそこそこ後の話である。
『連合』と『同盟』というシンプル極まりない陣営に分裂した人類は、これで何度目か分からない世界大戦を開始した。
ただし、この戦争は今までとは違った。
『兵士の死なない戦争』を目指し、『ナノマシン構造体』、『義体』、『思念体』を導入した。
その詳細は後で説明するとして──実際これらは些細な問題を引き起こしはしたが、兵士の死は今までの戦争の千分の一にまで減少したという。
しかし、戦争は終わらない。二つの陣営の力は完全に伯仲、戦局は10年を跨いでも未だ一進一退であった。
そのような泥沼の中、前線で奮闘する無名の英雄達は何を考えて何をしたのだろうか?
──時には敵同士でも友情を結ぶが、しかし一方では空虚な殺し合いを行う、この舞台で──
さあ、戦争の始まりだ。
>>2『死なない兵士』
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