(────その頃、その隣街にある一人の男がやって来る。
騒ぎの最中、そして思想的に何らかの問題を起こしそうな人物だとはいえ、まだ明らかに何もやっていない。
······だが、検閲に反応するのは元々の性質らしく、少しだけ身構える。そして少し不自然な配置から、元の形から人数が減っているらしいとも断定する。
門を入ろうとする時に、近くの帝国兵にそれとなく質問をする。)
······検閲とは大仰な······何かあるのか?
【ロル投下させて頂きます〜】
帝国 門番兵A
「ああ、この街に侵入して来てな、まさかこの辺りの領域の統治者の息子、ルキウスを敵に回した上で街に侵入するだなんて馬鹿な奴さ。」
帝国 門番兵B
「わかったら、荷物を出して目的を言ってくれ。」
気怠そうにギルベルトの侵入への愚痴と共に、新しく門前に訪れた彼を検問しようとする。話の中から、ルキウスと呼ばれる地元の有権者に、引いては帝国に喧嘩を売った輩がいる事が判明する