ユスタス「・・・・・」
(自分の体を徐々に侵食してゆく相手を数秒間、無言で、無表情でみたあとに、ユスタスは得体の知れない笑みを浮かべる・・・・・
その笑みは、吸血鬼というよりももはや死神に近いのかもしれない・・・・・)
>>34
吸血鬼(爵位無し)
「……!!
な、なんだ……お前……気でも狂ったか?」
元々吸収や同化に関連した能力じゃない、吸血鬼になってから獲得した身体の形状変化を主としたものであり、完全に相手の体内に入り込むまでには少し時間がかかる。
だが、皮膚から体内に侵入しようとしている肉片だけでなく、飛び出した両腕による爪と獲物に絡み付く蛇のような両足による締め付けの三重攻撃によって確実に相手は動きを封じられて死を待つだけの状態になっている筈
《メキメキメキ…》
吸血鬼(爵位無し)
「ま、まあいい。後は放っておくだけで俺の勝利が確定する。
余裕ぶっていられるのも今のうちだ。」
千切れた頭部、頭部の半分が未だに消し飛ばされたまま、再生中ではあるものの、千切れた首の断面から数本の指を生やして起き上がると、そのままユスタスに最後の足掻きをされても逃げられるように距離を取ろうとして