【プロローグ】
『吸血鬼』
それは古くは古代エジプトにまでその起源を遡ることが出来る、古来より闇の支配者として君臨して来た悪の化身。
彼らは闇の中でしか生きることが出来ないものの、その力は絶大であり、例え吸血鬼になりたての幼子であっても武装した軍人を圧倒できるほどのパワーを持ち、闇夜に紛れて世界を影から支配してきた
だが、彼らの数だけ悲劇の数もある
生きるため、力を増すため、悦楽のため
或いは上位の吸血鬼達への恐怖故か…
様々な理由で数多の人間の血肉が必要となる
そうして幾星霜の時が流れたその中
人々の中から、愛すべき者達の仇のため
守りたい者のため、はたまた自らの強さを示すため、
様々な理由を胸に吸血鬼に対抗するために立ち上がった人々がいる……
果たして吸血鬼と人間
最後に地平に立つのは誰か……
【世界観】
物語の舞台は現代
吸血鬼と呼ばれる存在が世界の闇に潜む世界
吸血鬼達の軍勢こと『Nosferatu』と
吸血鬼を狩る武器を持つ人間達『Dhampir』
このいずれかの陣営に付いて、相手の組織を壊滅させた方の勝利となっています
詳細については「>>2」を参照して下さい
【ルール】
1.荒らしは相手にせずに通報
2.キャラリセは一週間(過ぎた場合は死亡判定)
3.エロはやり過ぎない範囲で
4.世界観を崩すようなキャラ禁止
5.異能には明確な弱点と限界を記載
6.世界観の中核になる王族等は要相談
7.本編内での顔文字の使用は禁止
8.ロルは三行以上お願いします
9.確定ロルは進行上必要な場合を除いて禁止
その他、提案や相談、キャラシート等は
https://ha10.net/test/write.cgi/yy/1662328617/l2
からお願いします
【陣営紹介1】
《Nosferatu》
抵抗する人間達の勢力である「Dhampir」を殲滅して組織を崩壊させて明けることの無い夜をもたらす事を目的とする存在。
公爵から騎士階級、或いは爵位無しまで厳格な階級制度が存在しており、爵位がある者、爵位が上の者の命令に逆らうことは出来ず、逆らった場合、殆どが「血の支配」によって肉体を崩壊させられて絶命するか、助かったとしても醜い異形「グール」と呼ばれる形態となり、その力が数倍に上がる代わりに意思や理性を失った単なる傀儡にされてしまう
公爵は所謂ボスNPCであり、最初に吸血鬼にされた七体しか存在せず、現存する吸血鬼は全て、この七公爵『夜王』のいずれかが吸血鬼化する際に関与しているため、彼らを討伐する事が出来た場合、彼らとの血の繋がりの濃い吸血鬼もまとめて消滅させることが出来るため人類が勝利するためには必ず倒さなければならない宿敵
吸血鬼となる事で人の限界を超えた力を得ることが出来、特に与えられた血に適合できた者は異能を開花する事が出来、永遠に老いることも病にかかる事も無く、悠久の時を生きることが出来るのだが、夜王達の実質的な奴隷となってしまい、上位の吸血鬼からの命令に逆らえなくなってしまうと言う代償がある
吸血鬼達の弱点は大きく分けて三つある
「日光」(公爵レベルでさえこれに耐えることは出来ない)
「銀武器」(首を跳ねるか、心臓を貫けば公爵さえも倒せる)
「聖水」(吸血鬼による毒や呪いを解除できる他、かけるだけで爵位無しから騎士階級であれば倒される)
爵位はその強さから
公爵>侯爵>伯爵>子爵>男爵>騎士>爵位無し
例外として屍鬼(グール)となった者は、元の爵位以上の強さを発揮できる
また、真偽の程は定かではないものの、公爵の更に上の存在
『始祖(王階級)』もいるのでは無いかとも言われている
【キャラシート作成例】
「(キャラの言いそうな台詞)」
名前/(特に制限無し)
通り名/(あれば)
性別/(特に制限無し)
年齢/(上限は千歳)
陣営/
爵位/
容姿/(身長や、服装など、画像で詳細の省略可)
性格/(キャラのイメージが出来るぐらい)
異能/(制限と限界、使用時のデメリットも)
備考/(一人称や二人称、他の吸血鬼や人間への見方、吸血鬼になった経緯や過去等)
【陣営紹介2】
《Dhampir》
吸血鬼の軍勢である「Nosferatu」を殲滅し、有史以来続いて来た吸血鬼による支配や惨劇の連鎖を止めることを目的として作られた組織
一人一人が吸血鬼を狩るために過酷な訓練を重ねて来た猛者ばかりであり、組織の構成員や協力者も世界中にいて、世界規模で活動拠点を持ち、世界各地で吸血鬼の脅威に対抗する勇士達
吸血鬼のような行動制限や、明確な弱点も無いものの、手足を失えば戻ることはなく、老いも病にかかる事もあり、殉死率も極めて高い
アルファベット順で
A級に近付くにつれて強く、入隊したばかりの新兵はZ級
A級の中でも伯爵クラスの吸血鬼を倒した者は超A級と言う特殊な地位に立つことが出来るものの、何百万といる吸血鬼狩りの中でもこの地位になれた者は数人しかいない
吸血鬼狩りは銀製の武器を使いこなす事が出来る他、爵位無しの吸血鬼の牙や爪を防ぐことが出来る強度の防具を身に付けることが出来る
世界中の人々の吸血鬼に対抗したいと言う意思から生まれた組織であるため、明確な指導者やリーダーは存在せず、超A級からA級、B級の吸血鬼狩りがそれぞれの国や土地の吸血鬼狩りを束ねている。(三百年ほど前に組織をまとめるリーダーがいたものの、その人物は夜王の一体による襲撃を受けた事で本拠地にいた吸血鬼狩りもろとも虐殺されてしまった)
また、それぞれの組織間の繋がりが強く、共同で任務をこなしたり、支援のために駆け付ける事も多く、助け合いの精神も強い
【キャラシート作成例】
「(キャラの言いそうな台詞)」
名前/(特に制限無し)
通り名/(あれば)
性別/(男女のどちらか)
年齢/(人間の範疇で)
陣営/
階級/(超A級からZ級まで)
容姿/(身長や、服装など、画像で詳細の省略可)
性格/(キャラのイメージが出来るぐらい)
武器/(武器の性質や特徴等)
備考/(一人称や二人称、他の吸血鬼狩りや吸血鬼への見方、吸血鬼狩りになった経緯や過去等)
【プロフィール】
「普通の人間ほど狂いやすい」「どんな異常者だって人間は人間だよ、君が今話している相手もね・・・・・」
名前/九代叶芽 (くしろ かなめ)
通り名/悪夢
性別/女
年齢/15
陣営/Dhampir
階級/B級
容姿/部分的に黒い腰までの長さの白髪で、瞳の色は青、顔の左半分は目の部分を除いて包帯を巻いている、黒い半袖姿で下はジーパンとラフな格好だが、これは動きやすさを考えた末のスタイルであり、時々時と場合によって変える
性格/相手が吸血鬼ならばたとえ女子供であろうと容赦はせずに息の根を止めるまで叩き潰す、口出しする場合は仲間であうろとタダでは済まさない乱暴な性格の持ち主だが、普段は組織の方針上フレンドリーな喋り方で乱暴さを感じさせない一方で、普通に喋っているだけでもまるで死神と対峙しているかのような不気味さを相手に与える
武器/VK-13・対吸血鬼用拳銃、水銀弾が入っている、無論こんな物は人間が食らっても普通に〇ぬ
備考/幼少期、家族全てを目の前で吸血鬼に惨殺され、そして《自主規制》された挙げ句顔の左半分は目をくり抜かれ酸をかけられた、幼くして修羅というものに目覚めた人間と言った方が早いだろうか、基本助け合いの精神が強い組織内にて秘めたる凶暴性が災いして恐れられている、一部の人間からは吸血鬼の次に討伐するべき存在として忌み嫌われている一方で、確かな腕を賞賛する者もいる
【仮プロフィール】
「……僕のこと…殺したいの?…いいよ、いつでもどうぞ。………あぁ、でも…最後くらい…誰かに望まれて、生きたかった…なぁ…」
名前/シャルル・シュメッダーリング
性別/男
年齢/450歳
陣営/Nosferatu(人間よりの思考)
爵位/爵位無し(本当は子爵と男爵の中間くらい)
異能/血液を操る+彼の血じたいが猛毒にも薬にもなる。
【フランス/パリ市内のバー】
時刻は午後10時、花の都パリの一角にあるバーの店内
バーテンダーがカウンターの前でグラスを拭き上げており、テーブルを囲んだ三人の男達がそれぞれ何かしらのカードゲームをしているものの、店内に流れる穏やかなジャズ以外は殆ど何の音もしない
本来ならまだまだ人通りのある時間帯なのだが、フランス内で『騎士レベル』の吸血鬼が現れたと言う噂もあってか、パリの人々も客足も少なくなっているか、通りからも時折通る車の音以外は静寂のみが続いている
>>吸血鬼ALL
【???/夜王の御前】
《コオォォォォォォォォォォ…》
果てしなく広がる巨大な空間でありながら、コンクリートで出来た窓一つ無い、青白い蛍光灯の光が点在し、広間の半分以上に及ぶ漆黒の大穴があり、空間
覗こうとすれば魂さえ引きずり込まれてしまいそうな感覚に襲われる大穴、その底に吸血鬼達の主であり、有史以来生命のある全てのモノを脅かして来た生ける災い、七体いる公爵が一人であり『奈落の夜王』と呼ばれる存在が蠢いている
大穴の底は深闇しか見えないものの、幼子ですら明確に感じられる、本能的に身震いしたくなるような悪意と全身の細胞一つ一つを突き刺すような殺意がある事からそこに『見てはならないモノ』が鎮座している事がわかる
そんな夜王の御前にて、吸血鬼達の体に流れる公爵の血を介して一部の吸血鬼達へ召集命令が下されている……
>>7
__カツ、
仄暗く温度を感じさせない、閉鎖的なその空間。無数の蝙蝠と共に、突如姿を現した彼女はパンプスの音を響かせる。青白い光に照らされ、ただでさえ白い肌はより不健康そうに、そして幾分か機嫌が悪そうに見えた。召集命令により、心安らぐ場所での憩いのひと時に水を差されたのだから仕方ない。ただ、先の召集命令を受け嫌悪感を覚えながらも、この足は忠実に、そして迅速にこの地へ向かっていた。
「…………」
徐々に集まる他の吸血鬼の気配を感じながら、やや離れた位置でその大穴をただ静かに見つめる。他の吸血鬼と交流しようなんて気は無いし、夜王の御前、下手に言葉を漏らせば機嫌を損ねて命を取られる可能性もある。まあ黙っていたとしても、この場に対して自分が嫌悪感を抱いていることは、既に伝わっているだろうが。
おぞましい空気が身を包んでもなお、その涼し気な面持ちは崩されず凛としている。目前の大穴、その底に鎮座する『奈落の夜王』の次の指示を待ち。
時を同じくしてフランス、パリ市内。吸血鬼が出たという噂で人通りの減った道を彼はふらふらと目的も無く歩いていた。
猫背気味な体に仕立ては良いがくたびれた紺のスーツを着ている。スカウトマンがいればほおっておかないような美形なのに、サファイアのような瞳は硝子細工のようでどこか虚ろだ。しかも、目の下に飼い慣らした濃い隈に吸血鬼から見ても病的なまでに白い肌は月明かりに当てられていっそう死人のような輝きを増している。
彼の名はシャルル・ジェイド・シュメッダーリング。伯爵級の吸血鬼だ。
彼こそがこの噂の渦中の人物である。階級が会わないのはいつも通り、騎士階級のふりをしたからだろう。
>>8
奈落の夜王
『フシュー……フシュー……』
底無しの暗闇の深淵に蠢く夜闇の支配者……
奈落の夜王は言葉を発する事はない。
夜王の感情は光在る地上に存在するあまねく総ての生物種に対する激しい嫌悪と苛立ちに満ちており、奈落の夜王はこの暗闇の底にて、何千年間もひたすらに地上の総てを憎み続けて来ていた……
言葉が無くとも、フィーニスの体を流れる吸血鬼の血が一つの命令を下す。それは
『先にフランスに入ったシャルルや、集結させた吸血鬼達と共にパリに集まる吸血鬼狩りを根絶やしにしろ』
と言うものであり、その意思には激しい嫌悪が込められている……
「……根絶やし、ねぇ…また厄介な命令だなぁ……」
そんなぼやきと共に有害物質をたっぷり含んだ煙を吐き出す。…最近は病気にならないことをいいことに、煙草ばかり吸っている。しかも、一番のお気に入りはタールが28rも入ったショートピース。上品な甘さと特徴的なヴァニラのような香りが常に彼の周りを渦巻いている。
「仕方ないなぁ…ここで一番近くの情報屋はぁ……Mountain laurel(カルミア)…か、吸血鬼狩りが集まらないうちにいくかぁ……」
そう言ってまた有害物質の塊を吐き出す。煙がほどけて、宵闇に溶ける頃には彼の姿はどこにもなかった。
【吸血鬼向けの情報を売るNPCの役をしてくれませんか?場所は最初に出てきたバーなんてどうでしょうか】
私は、座口喜明座口博子座口奈央と言うオリジナルキャラターが、本当に大嫌いです。
13:フィーニス◆tE:2022/09/15(木) 21:55 >>10 、 >> - パリ市内にいるみなさま
「全ては貴方様の御心のままに」
身体に流れ込む主の命令に、吐き気を覚えながらも愛嬌のある微笑みを口元に湛える。私の全ては貴方様のものでしてよ。華やかな暮らしをしていた頃の記憶を引っ張り出しては、小鳥が囀るように声を発して。膝を曲げ小さくカーテシーをすれば、無数の蝙蝠と共に姿を消した。
そうして次に現れたのは__花の都、パリ
煌びやかな夜の街は、ただ街頭の光に彩られただけで夜に怯えるように静まり返っていた。
「__はぁ、血生臭くてかなわん」
パンプスの音を響かせ通りを歩く。これから起こることを想像するなり、後ろ髪を掻き上げ乍ら言葉を吐き捨てて。
根絶やし、か。この愛とセンス溢れる都が、血に染まることになるかもしれないなんてね。さて、吸血鬼狩りが居そうな場所は……ああ、困ったな。私はあまり情報を持っていないんだった。
今まで向かってきた敵を返り討ちにするか、直感を頼りに吸血鬼狩りを見分けて襲っていたからか情報は何も無く。まあ気侭に行けば良いだろうと、ふらりと歩いたその近くにはひとつのバーがあり。
フィーニスがパリを訪れる少し前
宵闇に溶けるようにして歩いていた彼を暖かみのある暖色の光が照らし出す。古い煉瓦作りの路地に張り付くようにあるバーの看板にはMountain laurel(カルミア)と掲げられていた。
「ついたが、…情報よりも酒が飲みたいなぁ…まあいい。酒代も情報料の内だし……」
ぶつぶつと誰に言うでもない言い訳をしながらおもむろに、大きくて古びたアンティークな扉を開く
ギッ…ギッギイイィィィイイィ゛……!
腹を空かせた獣のような唸り声を響かせながらゆっくりと開く。
店にはこの店の店主以外誰もいなかった。
店内は店主の趣味である本が壁を覆い、席はテーブル席が2席と一段高くなった場所に5人掛けのカウンター席と、こじんまりとした店内には趣味の良いジャズが静かに流れている。
店じたいが二〜三世紀取り残されたように、全てアンティークで統一されていた。
「あぁ〜…そうだなぁ…マスター、マンハッタンをちょうだい」
少し悩む素振りを見せておきながらアルコール度数の高く甘いカクテルをたのむ。…しかし、これから起きるであろう惨劇に鮮血を纏ったカクテルの女王は良く映えるだろう……
>>6
華やかな夜の街を、紺に身を包んだ彼女は闊歩する。どこか鼻歌でも聞こえてきそうな軽快な足取りで。なんて事ないワンシーン見えるが、その小さな体には不釣り合いな重々しい両手斧が背負われていた。
騎士レベルの吸血鬼が出たという噂を聞きつけこの地に赴いたが、ここ数日見つけることはできず。今日も今日とて、吸血鬼狩りの間で共有されている情報を頼りにこうして夜の街を出歩いているのだった。
花も恥じらう乙女が、お肌にわるぅい時間に起きて、こうしておめかしまでして来たんだから!今日こそ出会えるはず!
そう期待を込め乍ら歩いた先、ひとつのバーを見つけると歩みを止めて。
「ここ、いそうじゃなぁい?」
吸血鬼にせよ、それに関する情報にせよ、何かしら掴める気がして口角を上げる。扉に手をかけると、ゆっくりと開けて中に入った。
ピクリ……
(何だ…傀儡からの報告……?)
血で作った蝶や血を操っている鴉や鼠の視覚をとうして情報を得る。
(吸血鬼狩りの…女?…しかもA級かよ……!近いな、逃げるか)
感覚の共有を打ちきり、手元のグラスを一気に呷る。…鮮血のような酒は喉を焼くような感覚と共に通り抜け、幼い少女の血を飲んだあとのような香りと甘さを残して消えた。
「…悪いね、マスター。ちょっと面倒なことになった。」
そう言ってカウンターの上に酒代と口止め料に色をつけて置く。そのまま我が物顔でカウンターの中に入り、カーペットを捲る。そこにあったのは、どこにでもある床下収納への入口だった。そこを上げればこれまたよくある少し埃っぽい地下空間が顔を出す。
しかし、壁に寄り添うように置かれている人間では到底動かせそうにない棚を彼は軽々と動かす。そこにあったのは下水道への入口だった。
(いつもはあまりやらないけど……相手はA級…用心するに越したことはない、な……)
そんなことを考えながら手首を切り、出血させてから2つの扉に罠を仕掛ける。
一つ目の扉にはだんだんと体が動かなくなる神経毒を。二つ目の扉には体中の筋力が一時的に弱り、昏倒する毒を丁寧に仕掛ける。
(やりすぎかなぁ……まぁ…いっか。)
下水道に入り、またさらに出血させるて霧状に拡散させる。吸血鬼の匂いの分散とその過程で血を吸った鼠や蝙蝠を操り、自分の血の匂いを纏わせて別々の方向に走らせる。自身は蝙蝠に化けて無数に広がる下水道の中を進む。
(さて……とりあえず、できることはやった。……問題は相手がどこまでの実力者か……これは報告をしないとな)
少し悩みながらも有益な情報を得られたことに彼はわずかにその口角を釣り上げた。
>>16-17
「あれ?」
A級の勘だろうか。ここで何か掴めると確信したはずなのに、中に踏み入った途端気が抜けてしまって。可笑しいなと首を傾げたところでふと、店主しか見当たらないことに気付く。店の外…、窓越しに中を見た時は他に誰かいたはずだが…いない。不気味に艷めく赤、纏った白衣…、すれ違っていないし、幻覚ということもないだろう。現に、ほんのりと漂う甘い香りは鼻腔をくすぐる。席には座らず突っ立ったまま、考え込んでしまう。
どこかから逃げた?もしそうだとすればかなり怪しいわけだけど…。そういえば、吸血鬼の味方する人がいるって聞いたなぁ。
店主の声も無視して、自分なりの1つの答えに行きつけばニタリと笑みを浮かべる。カルミア、カルミア。花言葉のひとつは、裏切り者。
「ごめんねマスター!このお店ぜーんぶ、めるが抜き打ちチェックしちゃうよ!」
吸血鬼の味方は人間であろうと敵。脅されてたとしたら可哀想だけれど、関係がある以上優しくはできない。もしもの為に聖水を携えながら、機嫌良く踊るように手を出していく。お洒落な棚の裏、天井、そして最後に、カウンターの中のカーペットに手をかける。
【某所にて】
ユスタス「吸血鬼狩りの根絶やし・・・・・か・・・・・」
(立場上、己の天敵になりかねない存在であったとしても、なるべく戦闘は避けたい・・・・・
今まで何人の人間が愚かな吸血鬼の手によって命を奪われてきたか、その屈辱は言葉に表し難い・・・・・
多くの吸血鬼にデマを流して事を収める計画を練り始める・・・・・)
>>all様
「みーっけ!」
カーペットを捲った先、目星いものが見つかると無邪気に笑う。その入口を開ける前に、あらゆる可能性を考えては細心の注意を払い周辺と自身に聖水を振り撒いた。
あーあ、誰かと合流した方が良かったかもなぁ。なーんか…この先の空気変じゃない?
何も無い可能性も高いわけだが、この先に吸血鬼__それも相当な実力を持っている者がいることを不思議と確信し乍ら入口を開ける。躊躇せず中に足を踏み入れると、その先の本棚に気付いて。
「なんか今日、ちょーいい感じかも〜」
義手で軽々と本棚を動かして見せれば、また別の扉がその姿を現す。堪らず口角が上がるが、僅かに体の力が抜ける感覚がして、ふらり。どうやら、自身に聖水を振りまいたとはいえ丁寧に仕掛けられた罠には少々足りなかったらしい。ただ、目眩がしただけではその義足は歩みを進めることを止めない。暫く進んだ先、一層血の匂いが濃くなるのを感じ取ると
「あーもう!面倒な事しないでよ〜!私1人しかいないのに!」
下水道で大声で騒ぎ立てる。無数に広がるのは下水道だけではない。この充満した血の匂いに苛立ちを感じながら、己の勘のみで突っ走る。運が良いのか、まだ相当距離があるが、選んだ道の先にはこの血の匂いの主がいるようで。
>>20
「……あっれぇ〜?おっかしいぞ〜?なんかこっち来てなぁ〜い!?」
A級のためばれるかもなぁ〜と思っていたがまさかピンポイントで追ってくるとは思っておらず、しかも毒が効いている素振りは視覚を共有して見る限りないため内心少し焦る。
しかし、その焦りも生命が危機にさらされる恐怖からではなく、単に自分の階級が騎士階級よりも上だとばれてしつこく追い回されるであろう未来を憂いての焦りだった。
(相手はA級…しかも傀儡からの情報からしてなんか弄ってるっぽいんだよなぁ………めんどくせぇ…誰かに押しつけるか……それとも、わざと人通りの多い道に出て肉壁にする。……戸惑うような性格だといいなぁ)
そんなことを考えつつ確実に自分を追ってきている気配から距離をとるためにスピードを上げ、精製した血液で作ったペストマスクとハンドガンを作る。
(いくらなんでもA級だからって、Desert Eagle .50 AEはやりすぎだったかな……女の子だしなぁ…)
頭の中でそんなことをつらつら考えながら確実にハンドガンの安全装置を外す
>>19
《ジュルルルルル…》
《ズゾゾゾゾゾ…》
薄暗い路地裏では、二人の吸血鬼が夜道を歩く女を暗闇の中に引きずり込み、その体を押し倒しては首筋や腕に噛み付いてはその血を啜っている。
この二人の吸血鬼達はボロボロの服装をしている事や、体の何処にも爵位を現す紋様が刻まれていない事から爵位を与えられていないのだとわかる……
ユスタス「・・・・・失せろ、クズが・・・・・」
ゴシャッ・・・・・!!!!!
(その様子を見たユスタスは、爵位を与えられていない吸血鬼達の頭部を蹴り砕き、そのまま心臓を勢いで踏み潰すという、絶命後も更に攻撃を仕掛ける形で葬り去る・・・・・)
>>22
>>23
吸血鬼(爵位無し)
「お前……!!夜王様の意向に逆らうつもりか……!?」
瞬く間に二人いた吸血鬼の一人がユスタスによって瞬殺され、塵になると、残った吸血鬼が慌てて飛び退くと、口許を犠牲者の血で濡らしながら牙を剥いて威嚇し、自分達の絶対的な支配者である奈落の夜王の意思に逆らうつもりなのかと問いかける。
吸血鬼同士が争い合って戦力が削れれば吸血鬼狩りへの対抗戦力が削れ、奈落の夜王が召集をかけた意味がなくなる。そうなれば同じ吸血鬼の中でユスタスは反逆者として認定されてしまうだろう。
ユスタス「何を言っている?逆らうも何も、俺は元々お前らの仲間でも何でもないが?それに、お前らのような雑魚が一匹や二匹減ったところで、吸血鬼狩りにやられたとしか見られないのがわからないのか?」
ズッ・・・・・
(顔を近づけ、自分は元々お前ら吸血鬼の仲間になった覚えはないと言葉を返す・・・・・
何の躊躇もなく相手の仲間をひとり葬ったその形相は、まさに吸血鬼よりも恐ろしい・・・・・
十中八九、相手のことも葬り去るつもりだろう・・・・・)
>>24
「……へぇ〜面白いこと言うじゃん。君」
薄暗い裏路地に中低温の男の声が響く。下位の吸血鬼には息をするのも躊躇うほどの濃密な血の臭いと、自分達よりも遥かに上の爵位持ちであろう気配が突如として現れる。
【初絡み失礼します!シャルルは猫の血を操って傀儡にして声をかけている設定です!】
>>25
吸血鬼(爵位無し)
「………ッッッ!!
この野郎……!!」
殺られる前に殺る。
このまま黙っていても相手は自分を潰すつもりなのだと言うことがわかる。それならばと、両手の爪と振るって先制攻撃を仕掛けることで少しでも優位に立とうとしてみる。
>>21
只管血の匂いと、微かに感じた気配を頼りに走っていく。背負った両手斧は、いつでも敵を向かい撃てるように片手に携えて。
この感じ…爵位あり。しかも結構上じゃない?匂いの拡散、気配も音も、う〜っすらで本当に合ってるか不安になっちゃう。これは他の子にも連絡した方がいーなー。
走りながら、端末で周辺にいるであろう吸血鬼狩りに情報を流していく。果たして自分が追いかけているのは吸血鬼なのか、囮なのかわからなくなってくる。でもきっと、吸血鬼に違いないと自身に言い聞かせ走り続けた。もし、このまま夜の街に出てしまったら。騎士レベルの吸血鬼が出たという噂で普段より少ないとはいえ、出歩いている人は確実にいる。
「とっとと捕まえなくっちゃね」
鬼ごっこは大好きなの。純粋に遊びを楽しむ子供のように、瞳を爛々と輝かせ口元に笑みを浮かべると、その義足を利用し一気にペースを上げて。多少体に痛みは走るが、気にならないくらい今の状況を楽しんでおり。
【ありがとうございます!】
ユスタス「・・・・・気色悪いな・・・・・さすが吸血鬼ってところか・・・・・」
(相手から感じる気配は、ユスタスからすれば恐怖よりも気持ち悪さが勝ったのか、この独特な気持ちの悪い気配はさすがは吸血鬼だと侮辱しながら言い)
>>26
ユスタス「少し静かにしてくれよ、騒がしい・・・・・」
グシャッ・・・・・!
(襲ってきた爵位無しの吸血鬼を、ギリギリ生きていられる程度に頭部の左半分を抉り取る・・・・・
しかも相手の方も向かずに、片手で応戦し・・・・・)
>>27
>>29
吸血鬼(爵位無し)
「ぐごッ……げッ………」
ユスタスによって頭を抉り飛ばされると、そのまま地面に倒れる。
だが、吸血鬼の再生力と生命力は凄まじく、頭部を半分失ったにも関わらず、出血がものの数秒で止まり、欠損した箇所の再生が始まる。
これで再生が完了すれば、恐怖心を失った獣同然の吸血鬼はユスタスへの怒りと憎しみのままに攻撃を仕掛け続けるだろう……吸血鬼の大半に説得や交渉は無意味、だからこそ有史以来、人類と吸血鬼は終わることの無い戦いを続けてきた……
28
(…傀儡が面白い下位の吸血鬼を見つけたから話かけたけど……あんまり意識を飛ばし過ぎると追い付かれちゃうなぁ………それに…情報を集めるために傀儡と蝶を作り過ぎたな、少し血が足りない……)
ゆっくりと肩越しに後ろを確認し、反響する音で相手のスピードと距離を算出する。……まだ十分距離は稼げている。なにかしら行動を起こすだけの余裕はある。
(一か八か……やってみるしかねぇな)
その瞬間から今まで追っ手をまくためのジグザグな走りから一つの目的を持った走りに変わる。ほどなくして目的の場所の“真下”に到着すると、今まで恐ろしいほどの速さで走っていたとは思えない静かな足取りでゆっくりと後ろを見据える。ペストマスクに覆われた顔は能面のようで、汗一つ、息すら乱れていない。
ただ無表情に、無感情に今からくるであろう追っ手を見つめる瞳は硝子細工で作られたサファイアのような青ではなく、血を幾重にも塗り重ねたようなピジョン・ブラッドの瞳に変わる。
(……相手が物体付与系の異能者だったら面倒だな………まぁ…そのための保険だし…)
ゆっくりと ゆっくりとDesert Eagle .50 AEを構える
30
「あれぇ〜?止め刺さないの?再生しちゃうよ〜?」
再び裏路地に肉と骨が再構築される身の毛のよだつような音とは別に、男の楽しい見せ物を見ているような楽しげな声と共にクフクフという笑い声が不気味な黒猫から発せられる。
……しかし人間よりも遥かに五感の優れた彼にはその黒猫から発せられる声と血の臭いとはの別の……………腐臭とヌチャリヌチャリと湿度を含んだ音を
「ねぇ〜もしかしてころせないの〜?手伝ってあげようか〜?」
死後数日は確実に経過しているであろうきみの悪い死骸から煽るように声をかけられる。
ユスタス「痛みだけはちゃんと感じるんだな・・・・・それじゃあ、これはどうだゴミクズがぁっ!!!!!」
ドガッ!バゴッ!
(ユスタスは、心臓のある部分は敢えて避けながら、再生を始めた吸血鬼の体を踏み潰しぐちゃぐちゃにしてゆく・・・・・
夜王がどうのこうのと言わない吸血鬼なら、まだ様子を見てからどうするかは決めるが、夜王に忠誠を誓っている吸血鬼なら容赦はしない、完全な敵とみなしてなるべく苦しめてから消すのみ・・・・・)
>>30
ユスタス「口を挟むな、消す前にいたぶってるだけだ・・・・・」
(吸血鬼なんて存在がいるくらいだ、基本的に何が起きてもユスタスは冷静に対処する・・・・・
黒猫から声をかけられれば、キッと睨みつけながら上記を返す・・・・・)
>>32
>>33
《ザアァァァァァァ…》
ユスタスの脚力から成る蹴りが爵位無しの吸血鬼の体に炸裂すると、身体能力の高さや頑丈さが人間を数倍強化した程度の爵位無しでは耐えることが出来ず、そのまま吸血鬼の胴体が原型を留めないほどに潰されていく。
だが、再生は依然として続いており、心臓が動いている事から再生し始めた肉塊がユスタスの脚に付着し、付着した箇所からジワジワとユスタスの体を蝕もうとしていく。
吸血鬼(爵位無し)
「ククク……どうやら俺を倒すことが出来ないみたいだなぁ?
それなら丁度良い、お前を仕留めて夜王様から血と爵位を与えてもらう事にしよう。」
更に、胸部を狙うことに集中していた事もあり、無事な両手と両足がミンチになった胴体を置いてゆっくりと起き上がり、千切れた両手は爪を立ててユスタスに飛び掛かり、千切れた両足はそれらがまるで生きた蛇のように飛び上がり、ユスタスの腕に絡み付いてその動きを止めようとする。
吸血鬼は既存の生命体の常識の外を生きている。
例えそれが末端のものであろうと、致命傷を避けての攻撃は逆に相手に反撃するチャンスを与えるだけであり、直ぐに仕留めることが出来るにも関わらず、不用意に始末するのに時間をかけてしまえば、子爵である彼が爵位無しに潰される事もあり得る……
ユスタス「・・・・・」
(自分の体を徐々に侵食してゆく相手を数秒間、無言で、無表情でみたあとに、ユスタスは得体の知れない笑みを浮かべる・・・・・
その笑みは、吸血鬼というよりももはや死神に近いのかもしれない・・・・・)
>>34
>>35
吸血鬼(爵位無し)
「……!!
な、なんだ……お前……気でも狂ったか?」
元々吸収や同化に関連した能力じゃない、吸血鬼になってから獲得した身体の形状変化を主としたものであり、完全に相手の体内に入り込むまでには少し時間がかかる。
だが、皮膚から体内に侵入しようとしている肉片だけでなく、飛び出した両腕による爪と獲物に絡み付く蛇のような両足による締め付けの三重攻撃によって確実に相手は動きを封じられて死を待つだけの状態になっている筈
《メキメキメキ…》
吸血鬼(爵位無し)
「ま、まあいい。後は放っておくだけで俺の勝利が確定する。
余裕ぶっていられるのも今のうちだ。」
千切れた頭部、頭部の半分が未だに消し飛ばされたまま、再生中ではあるものの、千切れた首の断面から数本の指を生やして起き上がると、そのままユスタスに最後の足掻きをされても逃げられるように距離を取ろうとして
「……ねぇ、何逃げようとしてんの?」
いつの間に移動した猫の死骸は千切られた首を前足で抑える。
「ショーはまだ終わりじゃないでしょ?君はそこで待っててよ」
そんな言葉と共に死なないギリギリまで触れた箇所から血を抜いていく。
【短くてごめんなさい】
>>37
吸血鬼(爵位無し)
「ぐ………おぉぉぉぉぉ……!!?
ち……くしょ……ぉ……!!」
既にユスタスによって頭部の半分を抉り飛ばされ、胴体を潰されるという、かなりのダメージを受けていた事もあり、不意を突くように現れたシャルルの傀儡に触れられた事で瞬く間に血液が損失し、そのまま黒い塵となって骸さえも残さずに消滅してしまう
口裂け吸血鬼
「……おやおや、いけませんねぇ……伯爵ともあろう方と、子爵ともあろう方が夜王様の意に反する行いをするのハ……」
爵位無しの吸血鬼が消滅し、ユスタスを侵食しようとしていた肉片や手足もまた崩れ去ると、そこに入れ替わるようにして路地裏の暗闇から口が耳まとまで大きく裂けた黒いコートに身を包んだ中性的な顔立ちをした吸血鬼が現れる。
感じられる血の濃度の濃さから爵位を与えられた吸血鬼である事がわかり、更には先の爵位無しと違って明確に二人について知っている事から、ただ単純に呼び寄せられたのではなく、夜王からの命令を受けて行動している吸血鬼だと言うことがわかる
【いえいえ〜、3行以上ロルがあって状況を掴めるのなら大丈夫ですよ〜】
「なぁに?別にこんなゴミが一匹二匹減ったところで戦力的には何も変わらないでしょ?むしろ、まともな理性も力もない奴が減ったんだから誉めてよ」
少しムスッとしたように答える。
「て言うか、君誰?僕のこと知ってるっぽいけど…」
>>39
《コキッ》
口裂け吸血鬼
「爵位を持たぬ吸血鬼と言え、武装した人間の軍人十人を素手で引き裂けるだけの戦闘力があるのですから、ものは使い用でス。」
両腕を広げつつ、癖なのか首を80度傾けながら、末端の吸血鬼の時点で人間の分隊規模の戦闘力があるため、粛清による人員の欠如はあまり褒められたものでは無いということを告げる
口裂け吸血鬼
「ンフフ……知っていますとも、貴方……シュメッダーリング様と、ヴァレン様は上位の吸血鬼でありながら人の姿を維持している変わったお方だと有名ですヨ?」
吸血鬼の多くは高位になればなるほどに、人の理を超えた力を行使したり、人間の体では出来ない動きを行うため、利便性を求めた結果異形化していくのだが、シャルルとユスタスの二人は未だに人間の姿を維持している変わった存在なのだと応えて
口裂け吸血鬼
「ンフフ……私の名はアラネア・ゾフォステッドと申しまス……
爵位は「騎士」以後お見知りおきヲ……」
傾けていた首を戻すと、お辞儀を一つして自分の爵位が騎士階級である事を応えてる、
爵位を与えられた吸血鬼達は夜王の一部であるにも等しく、先の吸血鬼と同じように何の理由もなく殺害してしまえば夜王の機嫌を損ね、逆に殺害した吸血鬼が粛清されたり、知性も理性も奪われた屍鬼にされてしまうだろう
「………そりゃぁ、ただでさえ人間とはかけ離れた存在になったのに…これ以上好き好んで化け物になんかならないよ……」
少しうつむき、遠い昔を眺めるように呟く。瞳が腐り落ちた眼窩は何も映さないから彼以外にはわからないだろう…
(まぁ……人間だった時も、他人から見れば……“悪魔”…そのものだっただろうけど……)
一瞬、何かを考えこむように黙りこんだがすぐに腐った顔を上げて楽しげに言う
「…まぁ!そんなことより!……少し頼み事があるんだ」
ブチブチ バキバキと皮膚が裂け、骨が砕ける音が響く
「……“伯爵…シャルル・ジェイド・シュメッダーリング”からの…ね」
猫の死骸から血が徐々に抜けはじめ、空中で蝶を形ずくる。……血の抜けた猫はただ土に帰るのを待つだけの死骸に戻る
>>41
アラネア
「人間を超えながら人間の面影を遺すだなんてやはり変わったお方ダ。」
耳元まで裂けた口を更に歪めて言い知れぬ狂気と、異様な不気味さの二つを兼ね備えた笑みを浮かべ、彼もまた明確に人ならざる雰囲気を放つ。
古今東西に存在する、吸血鬼伝承。
その多くがヴラド公や吸血鬼ドラキュラと言う人間の形を維持したままの、端正な顔立ちをした者であるとのイメージが強いものの、そのイメージが定着する遥か昔、吸血鬼の原点に近付けば近付く程にその形状は歪にして異形となっており、その永い歴史の中を見てみると、人の形を維持している者はかなりの少数派と言えるだろう
アラネア
「ええ、構いませんヨ?」
相手が自身の爵位を強調した事で、これが単なる依頼ではなく、血の支配による命令であるとわかると、構わないと応える
だが、全ての命令は吸血鬼の支配者である夜王の意思によって決定されるため、あまりにも夜王の意に反した願いや頼みであればそれを聞き入れることは出来ないだろう
「まぁ、お願いって言っても爵位持ちが二人いるからさほど大変じゃないだろうけど」
ひらりゆらり、大人の両の手のひらほどある血で形成された蝶が声に呼応して揺れる。
「さっき君は末端の吸血鬼でも軍人を屠れるって言ったよね?確かに、単純な力は人間よりも遥かに優れてる」
人が何かを考えながら話すようにくるくる廻る
「でも人間だって馬鹿じゃない。現にまだ敵対し続けてる。ではどうやってこの現状を突き崩す?僕はね、武力と緻密に練られた戦略が必要だと思ってるの」
少し休むように裏路地のとうの昔にきれたガス灯に止まる
「その戦略を練るためには常に新鮮な情報が必要なんだ。幸い僕はコンピューターが得意だし、異能だって情報収集に使える。……まぁ…やり過ぎて若干貧血気味だけど……」
ひらりと再び二人の前に飛んでくる。
「まぁ…ここまで長々としゃべったけど、要するに“今は情報収集に専念したいから、吸血鬼狩りの相手をして”ってこと。……あっ、反対意見は認めないよ?」
どう?わかった?と再度二人に呼び掛ける
【なんか分かりにくくなってしまいごめんなさい】
>>43
アラネア
「ンフフ……」
《メキメキメキ…》
《ドスッ》
自分は情報収集に専念するから、その間、吸血鬼狩りの相手をして欲しいとの依頼を聞くと、裂けた口を開け、その中から一本の巨大な蜘蛛の脚を伸ばし、脚の先端を槍のように鋭く尖らせ、二匹の爵位無しの吸血鬼達が殺害した女の骸に突き刺すと、その体を持ち上げ、そのまま蜘蛛の脚ごと自分の口の中へと引き寄せて
《バキバキバキバキバキ…》
アラネア
「吸血鬼狩りの相手をする事は言われずともやりますとも、それが我々の召集された理由なのですからネ?
しかシ……貴方様も傍観を決め込めば夜王様の命令に反する事になり、惨めに粛清されてしまう事になるでしょウ……あの方々に実績や爵位など関係ないのですかラ……」
口元へ運んだ骸を、歯の全てが鋭い犬歯となった口を大きく開き、そのまま骸を血だけでなく肉や骨、衣服まで含めて音を立てて貪る
夜王は誰も信頼していない。吸血鬼とは自分の思い通りに動くのが当たり前であり、それに従わなければ屍鬼に変えて無理矢理操るなり、遠隔で自壊させるなりをして抹消するだけ。
情報収集に専念するのは構わないが、夜王の望む通りに動かなければ、無惨に粛清されてしまうぞと警告して
ユスタス「なんだ、俺が始末するまでもなかったか・・・・・」
(何はともあれ、目障りなハエがこれで消えたと思いながら、人間の姿をしていることは変わっていると言われれば「どんな姿で行動しようと勝手だろ?歪な化け物の姿になるなんて御免だからな」と言い)
>>37、40
>>45
アラネア
「やれやれ、人間の体など不自由極まり形でしか無いと言うのに。」
アラネア自身も先程見せたように、口内から蜘蛛の脚を伸ばしたり、歯を全て鋭い犬歯にしたり、耳元まで口を裂けさせると言ったようにその目的に合わせた最適解を求めた結果、身体の異形化をしたのだが、それをせずに人の形のままを維持している二人を、下等な餌(人)の頃の姿に執着していると言うことに呆れている様子で
アラネア
「……まア、私には関係ありませんがネ。
それで、貴方もシュメッダーリング様の指示を受けて動きまス?」
44
「ちょっと、人を穀潰しみたいに言わないでよ」
心外だ!と言わんばかりに声をあげる。
「僕だってここ(パリ市内)に来てから1日とちょっとだけど、もう6人ぐらいは駆ったからね?」
少しアラネアに詰め寄りながら言う。……吸血鬼狩りが集まってきたのは大なり小なり彼のせいでもあるのだろう。
「あと、ちょっと良いこと教えたげる。……ここ一週間ぐらいかなぁ…吸血鬼狩りの新兵が色んな国の首都に集まってきてるらしいんだ。新人研修でもしてるのかなぁ?」
「まぁ、最近は爵位持ちがパリに集まってるって情報がどっかから流れたらしくって一塊になって動いてるよ。一つの塊でだいたい、一個中隊くらいでEからD、良くてC級が一人中隊長としてついてるけどそれ以外はほとんどZ級だよ」
「若芽はとっても摘み取りやすくって、美味しいから僕や他の子に全部取られないように頑張ってね。……それじゃぁ、そろそろくるころだから」
ひらりと星一つない 月だけが孤独に浮かぶ宵闇へと飛び上がる
「それじゃ、au revoir♪(さようなら♪)」
【かなり無理やりな感じで終わらせてしまいごめんなさい。 次にめる戦闘へ移ってもいいですか?】
【ごめんなさい、訂正をします。
吸血鬼狩りが全体で約一個中隊ほど集まっている。(一個中隊の定員が200人ほど)
EからC級が分隊長として一人ついている。(分隊が7人から10人ほど。)
寝ぼけながら書いたのでまだ間違いがあるかもしれないので、その時は指摘してください】
>>46
アラネア
「一応、国や地域によって人数や規模も変動するのでどこまで宛になるかはわかりませんガ、年のためにその事も頭に入れておきますヨ、代わり種の伯爵様?」
去っていくシャルルの後ろ姿を見送る。
現代の国の軍隊もアメリカのようにNATO規格の部隊になっているところもあれば、人口が多くそれに比例するように吸血鬼に恨みを持った者が多いインドや中国であれば更に部隊数や構成人数が増えるが、逆に人口の少ない国の吸血鬼狩りは部隊の構成人数も少なくなるため、どこまで有効な情報かは不明瞭だが、話半分に聞いておくと言って。
慣れない異国の言語を口にして去っていくと、そのまま夜闇へ消えていくのを身終えると、再びユスタスへ振り返り、先程の問いかけの応えについて聞こうと待つ。
>>31
前方に、不気味な面を被る人物を見つけるがそのスピードを緩めることはなく。寧ろ更に加速したように思えて。
やっぱりあのバーにいた人ね。手にしてるのは…Desert Eagle、かな。やっばぁ、あれすごーく人に向けちゃいけないやつじゃん?
「そこのきみ!、すごーくいいもの持ってるね〜!」
ドキドキハラハラ、気分が高まり感覚は研ぎ澄まされる。此方を向く銃口を確りと見据えているあたり、最初の一撃で決めるつもりの様子。力強く両手斧を握り締めると、その足を止めることなく標的との間合いを詰めようとして。両手斧は義手のみで振り回せるため、空いた片手を背に回すと……手にしたのは聖水の入ったボトル。騎士レベルなら倒せるが相手は無理だろう。相手の視界の邪魔をするため、そして掛かってくれれば多少ダメージも与えられると考え勢いのまま正確に投げつける。蓋の空いたボトルからは聖水が振り撒かれ、簡易な罠が周囲にあった場合解除もされるだろう。
彼が目的を持ってその場所で止まったなど知らないまま。
ユスタス「ごちゃごちゃした化け物よりかはよっぽど動きやすいと思うが?そもそも、派手な見た目で人間に近づいたところで目立つだけで吸血鬼狩りを引き寄せるだけじゃないか、○してくださいと誘ってるようなもんだ」
(吸血鬼を狩る人間という天敵もいる都合上、人間に擬態した方がまだ活動しやすそうなものだが、わざわざここにいると知らせるような派手な見た目はあまりにも頭が悪いと思っている・・・・・
もっとも、吸血鬼に対して憎悪の念を抱いているユスタスからすれば、好都合ではあるのだが)
>>46
50
(うん。やっぱり来た)
吸血鬼の視力によって遠くから激走してくる義足の少女をとらえる。
(得物は、両手斧と……両足と片腕の義足と義手かな、銀製っぽいし。………さて、“計算どうり“に動いてくれるかなぁ)
少女を観察すると、距離が縮まったと同時に両手斧を片手に持ち変える
(良かったぁちゃんと計算どうりに動いてくれたぁ)
ペストマスクの下で虚ろに笑う。
笑みを湛えると、銃の照準をそらさずに片手を首に巻かれた包帯へとかける。
シュルシュル
包帯が緩み、露となった細いその首は___繋がっていなかった。
正確にいえば繋がっているのだが、赤黒く太い糸によって乱雑に縫い付けられていた。まるで大蜈蚣が巻き付いたような赤黒く変色した傷口に指先をねじ込む。
ぐちグチャリ
あっという間に出血すると、血が中に浮き上がりビー玉ぐらいの大きさになる。そのまま浮遊して彼の1mほど前に出ると。
ゴボッ!ゴボゴボゴボ!!!
突如泡立って膨張を始めると、瞬く間に精製した血液で壁が作られる。血の壁によって膨張する寸前に投げられた聖水を防ぐ。
ジュワッジュワワァワワァワワァァ゙!!
血の壁が聖水によって浄化させるさいに発生する煙と音が相手の聴力と視界を遮ると同時に銃の照準を上にある目的のもの………マンホールへと合わせる。
ダァァン!!!
寸分狂わず銃弾はマンホールを撃ち抜く。
すぐさま精製した血液で鳥の翼のようなものを作り出す。……その禍々しい赤色の翼はまるで、まるで自分の神を否定し自ら地獄へと下った堕天使のようだった。
「ごめんね、お嬢さん。今僕貧血気味であまり動きたくないんだ。……これ、僕からのささやかなCadeau♪」
マンホールから飛び出す直前に義足の関節めがけて発砲する。
>>51
アラネア
「おやおヤ、子爵ともあろうお方がそんな事を恐れているのですカ?」
目立つ事で人間から避けられようとも、逃げる前に取り押さえて捕食する、吸血狩りが来るのであればそれを排除して逆にその血を貪ればいい。闇に紛れるだけで無力な人間は成す術もない……
そうやってアラネアは数多の人間の血肉を喰らい、夜王から爵位を貰えるほどになったため、自分にとってなんら支障をきたさない事を恐れているユスタスを小馬鹿にするように言って
ユスタス「効率を求めた結果だ、なんだかんだで化け物の体よりも相手と対等な体の方が動きやすい、ただそれだけの話だ」
(ユスタスはそう返すと「それともお前は、俺のように人間に化けるのが怖いのか?見た目ありきの化け物にならねぇと人間が怯まねぇから、自分を強く見せようとしているだけのように俺は見えるが?」と、罵り返す)
>>53
>>54
アラネア
「ンフフ……不毛な論争をするのは止めますヨ、貴方がそれを望むのならそうしているのが貴方のスタイルに合っているのでしょウ。」
他の上位吸血鬼の大半や夜王は人からかけ離れた姿をしているのだが、相手はそれをするのではなく、あくまでも人間の姿のままでいる事を選んだ事を、未だに理解できないと首を横に振りながらも両手を挙げて降参の意思を示す。
アラネア
「それでは話を戻しますしょうカ?
貴方もこれからシュメッダーリング様の言う吸血鬼狩りへの攻撃を仕掛けまス?」
ユスタス「・・・・・あぁ、まぁな・・・・・」
(ここはとりあえず、一時的に話を合わせておくかと上記を呟く・・・・・
Dhampirのメンバーが簡単にやられるようなやわな人間の集まりでないことはわかってはいるが、ここである程度吸血鬼達がどのように動いて仕掛けてくるつもりなのかを把握しておけば、あとからDhampirに情報を流しやすいことから好都合ではある・・・・・)
>>55
>>56
アラネア
「ンフフ……わかりました、それではまた後程会いましょウ?」
吸血鬼狩りの掃討に参加すると聞くと、一度丁重にお辞儀をすると、コンクリートの壁に手を当て、そのまま壁面を素早く登るようにして上へ向かい去って行く……
これもまた、身体の異形化によって、掌に無数の棘を生やして摩擦力を高めた事で可能となったものであり、良くも悪くも普通の化物』らしいものとなっていて
ユスタス「・・・・・さて、と・・・・・っちも動くか・・・・・」
(アラネアと別れた後、ユスタスはそう言うと、そのままどこかへと歩いてゆく・・・・・)
【某所にて・・・・・】
人通りのない場所の、さらに路地裏・・・・・
ほぼ廃墟と言ってもいいような場所の、さらに地下、階段を下りてゆく・・・・・
ここはユスタスが得た情報を保管している場所であり、現在に至るまで集めたNosferatuのありとあらゆる情報のバックアップ場所とも言える
>>all様
>>52
血液の壁が浄化されるその光景を冷静に眺めながら、低姿勢をとると、斜め下から抉るように両手斧を突き上げた。…が、そこに感触はなく。空振りによりくる、と1度回転すると、大きな音を立てて両手斧は地面にクレーターを作る。自分に向けて放たれたと思った銃弾はマンホールを上の打ち、逃げる相手を捉えようと目線をあげればそこには、美しくも恐ろしい大きな翼が見えた。
「ああ〜っ、ずるい!綺麗だけど逃げるなんて!」
反射的に両手斧を地面から引き抜くとマンホールの出口、相手に向かって投げる。運が良かったのか、相手が義足目掛けて打った銃弾はその両手斧が防ぐこととなり。勢いを失い、こちらへ落ちてくる斧には驚いたが、難なく受け止めると跳躍する。
「めるはおにーさんともっと遊びたいの!」
(確かこの位置のマンホールは人通りが特に少なかったような気がするけど…おにーさん強そうだし、他のみんな大丈夫かなぁ)
下水道で全てが済めばよかったが、外に出られてしまうと思うように動けないため少々思案する。下水道から夜の街へ出、民家の壁や屋根を頼りに彼の吸血鬼を追おうとするが…他の吸血鬼の気配も察知して。相手が自分のことを他の吸血鬼に任せていたなんて知らずに。
>>58
暫く街を歩いていたが、特に収穫もないため1人で空中散歩を楽しんでいて。何も考えず気にせずに、こうして夜を独り占めするのも楽しいかもしれない。そんなことを考え笑みを浮かべていたところで、下が何やら騒がしいことに気づき。アラネアやユスタス達の様子を上空から眺め、気まぐれに地面に足をつくと……、ユスタスの後を追うことにして。
「…、」
路地裏の先、廃墟の階段手前まで追うと歩みを止める。地下へ続くその階段を暫く見据えてから、そっと降りていって。敢えて足音を響かせながら、彼の元へ徐々に近付き。
>>58
>>60
吸血鬼狩り隊員A
「……………。」
聖銀を込めた黒いアサルトライフルを持ち、夜闇に紛れるための黒い軍服に鉄板の代わりに銀板を仕込んだボディアーマーを着て、黒いフルフェイスヘルメットを被った八人の吸血鬼狩りの小隊がフィーニスの後を着けてユスタスの隠れ家を発見して
無言のまま、ハンドサインだけで八人いる隊員達が隊員二人を後方支援兼応援要請のために待機させつつ、路地裏から廃墟に音を立てないように忍び足で侵入し、何時でも攻撃可能な状態に入る
コツン・・・・・
ユスタス「・・・・・」
(隠れ家へと着くと、足を止め、耳をすます・・・・・
何者かまでは確認出来なかったが、今確かに何者かの気配を感じた・・・・・
仲間か、それとも吸血鬼の誰かにバレたのか、はたまた自分を他の吸血鬼と同様に敵として見ている吸血鬼狩りか・・・・・)
>>60、61
>>61-62
「はー、…困ったな」
尾行されていることには気付いていたようで、彼と出会う前に足を止めると息を吐く。こうして隠れ家的な場所に、勝手に足を踏み入るだけでも失礼かもしれないのに、結構な人数を連れてきてしまったことに罪悪感を覚えて。大勢で行動していることや気配が漏れていることを見るに、階級はあまり上では無いことを予想すると暫し考え込み。
(あまり傷つけたくないが…ついてこられてしまった上に今回は夜王様の命令もある。きっちり全員、消さなければならない。)
「先ずは其処の君達からにしよう」
隊員達の狙いを自分に向けるため、少し来た道を戻るとひとつの場所を見つめて言葉を口にする。特出した聴覚により、後方支援として待機している2人に目をつけた様子。散らばる瓦礫の小さな欠片を手に取ると2、3個まとめて指で弾く。軽く弾かれたそれは、ボディアーマーも難なく貫通するような威力を持っていて。
>>63
吸血鬼狩り隊員B
「………ぐッ!!」
後方にて、隠れ家から出てきた吸血鬼を仕留めつつ、増援の要請をしていた隊員二人がフィーニスが弾いた瓦礫の破片を受けると大きく吹き飛び、地面に倒れると、手にしていた無線機が手元から落ちる。
無線機からは米国訛りのある英語が聞こえており、アメリカの吸血鬼狩りの支部から派遣されて来たのだと言うことがわかる。
吸血鬼狩り隊員A
「Fire!!」
隊員絶ちは低く見積もってもC級クラスはあるようで、フィーニスが破片を打ち出した際に生じた音や、仲間が撃ち抜かれ吹き飛ばされた方向から即座にその位置を特定し、先端にサプレッサーを付けた聖銀のアサルトを隊員六名が瞬時に構えて発砲し始める
しかも、敢えて射撃範囲を広げておく事で回避しようとしても大きく体を動かして回避しようとしなければいずれかの銃弾が撃ち込まれてしまうようにしてあるため、この時点だけでも相手がかなりの手練れである事がわかるだろう
>>64
サプレッサーがあるとしても、完全に音が消せる訳ではないだろう。発砲の瞬間とともに隊員たちの位置を割り出しつつ、軽やかに銃弾を避けていく。何百年君達の相手をしてると思っているんだと、口元には笑みを浮かべていて。漏れる殺気と視線も、彼女が悠々と避ける原因になっているのだろう。
「ちゃんと見なきゃダメじゃないか。避けられるために撃っているのかな?」
1人、また1人と背後に経つと蹴りをお見舞いしその骨ごと砕くことを試みる。尚続く攻撃を紙一重で躱しながら
(増援要請でもしていた風だったな。一刻も早く片付けて此処を去りたいが…あの吸血鬼くんはどうしているだろうか。)
そんなことを考えていて。避けるさなか、さりげなく散らばる破片に手を触れると…一気に終わらせるつもりなのか、先程とは違い能力を使って確実に仕留めようとして。
【 C級くらいだと…と考えて上のようなロルになってしまったのですが強さとか攻撃の命中率に関して大丈夫でしょうか…。何かあれば送り直そうと思っています…!】
>>65
《ガガガガガガガッ…》
ライフルに搭載されたサプレッサーはあくまでもパリの市民に気付かれるリスクを減らすためのものであり、此方に向かって来るフィーニスに向けて同じようにわざと反動を残しつつ集中砲火して弾幕を展開していく
更に、フィーニスが弾丸を避けることを想定した上で敢えて銃身の反動を無くし切らずに放ったものである上に、連射式のライフルであれば面制圧も容易に行えるため、フィーニスの体にもかなりの銀の弾丸を撃ち込めるだろう。
《ジュウゥゥゥゥゥ…》
更に、部隊のメンバーは純粋な強度に劣る銀板をボディアーマーに仕込んだのは『触れた吸血鬼』に反撃としてのダメージを与えるためであり、フィーニスに蹴り飛ばされた隊員達はそのまま蹴り飛ばされるものの、ボディアーマーに触れたフィーニスの足が、間接的にだが酷い火傷のようなダメージを与えることが出来るだろう
何百年もの歳月、吸血鬼はあくまでも個人の知識や経験のみが頼りであるのに対して吸血鬼狩り達はより確実に吸血鬼を仕留めることが出来るようにするために、幾重にも練り上げられた戦略と装備に身を固めている。
これこそまさにネットが普及する以前から国境を超えて伝えられ続けてきた古来より続く闘争の記憶と経験……
何時かは吸血鬼を……そしてその上位にいる夜王を滅ぼし、すべての悲劇を終わらせる……ただその一念のみを抱いて数多の血と屍の上に作り上げられた人類の苦悩と叡知の結晶が人である事を捨て、人間の強さを捨てた吸血鬼(フィーニス)に立ちはだかる。
【大丈夫ですよ〜
人間側はその科学力や技術力、そして数の利を活かした徹底抗戦をするので、例えZ級であっても油断は禁物かもです……!】
ユスタス「・・・・・参ったな・・・・・」
(いきなり隠れ家付近で戦闘が始まるのは予想していなかったからか、対処するにはどうするべきかと考え始める・・・・・
せっかく集めたNosferatuに関する情報の多くを、ここで戦闘に加わることで巻き込んでしまえば情報の多くを一気に損失する可能性が高い、かと言って吸血鬼狩りの人間達を見殺しにすることは出来ない・・・・・
ユスタスは葛藤で頭がいっぱいになる・・・・・)
>>all様
>>66-67
「おっと。…参ったな、この服結構貴重なんだけど」
銃弾が頬や太股付近を掠め、蹴りにより爛れた皮膚に視線を移すと無表情でありながらも声を漏らす。傷は比較的早く癒えたものの、圧倒的な銃弾の数には掠り傷が絶えずにいて。
( 廃墟がどんどん壊れていくね。ここを潰してしまうと…あの吸血鬼くんに怒られてしまうかもしれないな。)
この隠れ家を守ることを優先した結果、先程攻撃するために触れていた破片は、能力による強度に頼り銃弾を防ぐことにまわす。破片で防ぎながら、それでも防げない部分を避ける。その時にさり気なく他の破片に触れることも忘れずに。ビー玉よりも小さいそれらは、より早く、より強度を持ち、そして多く操れるということ。ただの破片は忽ち鋼鉄のような強度を持ち、攻撃する素振りを見せないまま、吸血鬼狩りを蜂の巣にせんと破片を放った。
「終わりにしよう」
避けようとされても何処までも追える。…まあ、人間にこの破片が捉えられるかどうか疑問だけれど。増援のことも考えると、念の為廃墟の外へと退避する。此処でなるべく数を減らしてやろうと、隠れ家の吸血鬼が葛藤しているなんて知らずに。
>>67-68
吸血鬼狩り隊員
「ッ………!!!」
体を合金と比べて純粋な強度に劣る銀で固めていたため、吸血鬼との肉弾戦にはそれなりに対応することや反撃をする事が出来ていたものの、能力により放たれた瓦礫に対してはあまり効果を成さず、次々と隊員達が撃ち抜かれ、倒れていく……
ユスタス《・・・・・くそっ!命が優先だ・・・・・っ!》
ダッ・・・・・!
(ユスタスは大量の情報の損失よりも、目の前の人間の命を救うことを優先し、気が付けば自然と体が動いていた・・・・・
吸血鬼狩り隊員を抱き上げると、そのままその場から闘争しようとして・・・・・)
>>68、69
「……………………。」
激しい戦闘が繰り広げられる中ふと、異質な存在が紛れ込。
気配をたどって視線を向けた先には子どもの手に収まるほどの小さな蝶が止まっているだろう。
それだけならば何もおかしくなく、おかしいところを上げるとすればこんな夜中に蛾ではなく蝶ということくらいだろう。
しかし、この場には人外とそれらを狩る人間しかいない。ならばその蝶から香ってくる血と、吸血鬼の気配を感じるだろう。
「…………。」
ヒラリ
“蝶”はユスタスの一連の行動を見届けたあと静かに飛び立つ。小さな観察者…あるいは密告者は己の主人へと向かうために血臭を香らせながら夜空に繰り出した……
【雑な絡みでごめんなさい!そろそろシャルルに中立的な行動をさせたので、何らかの形でユスタスと会っていいですか?】
>>70
隊員
「……………。」
隊員の殆どが放たれた瓦礫に貫かれて絶命しており、辛うじて息のある隊員も八人中、僅か一人だけで、その一人ももはや虫の息になっており、彼を抱き上げたユスタスの体に貫かれた傷口から流れる血が滴ろうとして
>>69-72
「待て」
吸血鬼狩りを抱き抱え、逃走を図る彼に視線を向けるとひとこと、声をかける。夜王の命令に背く行為ではないのかと、一目見て思ったからだった。
「君は一体何をしているんだい?」
薄ら笑いを浮かべながら彼の元へ歩み寄ると静かに問いかける。別に助けようが何をしようが構わないが、もしや屍鬼志願者というわけでもないだろう。人の形を綺麗に保つ様子に、命を救おうとも見えたその行動に亡き妹の記憶が蘇る。いろいろな考えが頭を巡る中、微かに香った血の匂いに視線を別の場へ向けて。そこでまた別の吸血鬼の存在を知ると短く息を吐き。
( あーあ、面倒だな。早々にどちらも滅べばいいのに。 )
嫌いなもの複数に囲まれるのは良い気分ではないらしい。夜王の前なら兎も角、そうでないのなら面倒事からは徹底的に逃げたいらしかった。増援の可能性も考えると、相手をするのが億劫になった様子。問いかけたわりに、すぐ身を翻すとその場を離れ先程いた場所へ戻り。
ユスタス「・・・・・っ?」
(切羽詰まっていて即座の行動と判断が全てを決めるという状況の中、ユスタスはこの場で戦っている者達以外の何者かの視線を感じたような気がした・・・・・
しかし、今のこの状況でそれを気にして切る場合ではないと、その場では気のせいだと判断し・・・・・)
>>71
【お返事遅れてしまいすみません!是非ともユスタスに会う形でお願いします!】
ユスタス「・・・・・コイツは、同族にして俺の部下にする、丁度猫の手も借りたいとこの頃思っていたからな・・・・・」
(立場上、今この場で自分が人間に味方する吸血鬼だとわかれば、多くの吸血鬼狩りの人間にも被害が及ぶ・・・・・
苦しすぎるその場の思いつきの言い訳だが、こんな言い訳でも言わないよりかはマシだと思った・・・・・)
>>72、73
【日本・東京某所 PM:11:24 人形販売店『Kakisaki Doll』内】
作業部屋で男は人形を作り終えたところだった。
「それでは行くとしましょうか…」
男は窓を見る、いつもなら吸血鬼は2,3体はいるはずだが今日はやけに見当たらない。
「ふむ……まぁいいでしょう」
男は店の明かりを消すと薄茶色のコートを着て手に黒手袋を嵌め、大型のギターケースのようなトランクを背負う、そして奥においてある人形3体の背中にネジを差し込んで巻いた…
するとその人形たちは動き出した、
「さて行きますよ」
男は自分の作った人形たちにそう言うと人形と共に店から出て行った……
74
「…ねぇ………ねぇ…!ちょっと…!」
低く抑えられた声がユスタスの鼓膜を小さく震わす。不思議に思って振り返ってみれば、大きな血でできた蝶…シャルルの傀儡がいるだろう。
「やぁ、さっきぶり。さっそくで悪いんだけどその子(吸血鬼狩り)、助けたいでしょ」
心なしか少し焦ったように答えを迫る。
「それから死んだ子もいるでしょう?悪いけどその子の両足ももってきてくれない?」
そこまで言うと道案内をするように一つの路地の前に留まる。
ユスタス「両足を持ってこいだと?何を考えてる・・・・・?」
(一刻を争うという状況で、いきなり死体の両足を持ってくるように言われれば、理解しようにも死体の両足とまだ助かるかもしれない吸血鬼狩りとどのように結びつくのかわからずに・・・・・)
>>76
「あぁ〜!もぉ!言いたくないこと言わせないでよ!僕貧血なの!わかる!?ひ、ん、け、つ!食べないとが使えないの!」
「こんなこと言わせないでよ!」とプリプリ怒ったような、しかし限りなく抑えられた声で蝶が講義する。
「……それとも何?僕がまともに異能使えなくてその子をころしてもいいの?」
先ほどまでの子どものような言動から変わって静かな声でユスタスに問いかける
ユスタス「・・・・・お前は何だ?吸血鬼か?」
(とりあえず、相手が何者なのかを予め認知しておいた方がいいと察したのか、落ち着きを取り戻し相手が何者なのかを問いかける・・・・・)
>>78
「……うん。吸血鬼だよ。それに君が嫌っているであろう夜王様………敬愛とかはしてないけど忠誠を“伯爵 シュメッターリング”として誓ってる」
「でも勘違いしないでほしい。シャルルとしての僕は医者だ。………お世辞にも清い動機とは言えないけど、救える命ならば見殺しにしたくないんだ。」
「警戒しているのはわかるが、いつまでもここにいれば援軍がくるかもしれないし……その子ももたない。」
「僕を信じるも信じないも君が決めることだ……………さぁ どうする?」
【分かりにくくなってしまいごめんなさい】
よろしく
82:偽りの二面性◆gI:2022/10/12(水) 04:33 ユスタス「・・・・・血ならいいのか?」
(ユスタスは、相手が吸血鬼だとわかれば、とりあえず血が摂取できればいいのかと問いかける・・・・・
正直、吸血鬼はあまり信用出来ないが、嘘をついているようにも見えなかったのか、一応信じることにした・・・・・)
【いえいえ、大丈夫ですよ】
>>80
「いや、できればそのまま切断して持ってきてほしい。消耗がわりと激しいから。」
その場にとどまっていた蝶がふるりと体をゆらす
「遠隔で傀儡を動かすのもわりとしんどくなってきた……その子の治療もあるから早めにね。……こっち」
道を示すように体ごと向ける
ユスタス「・・・・・死体と言えど、人間の体を切断をするのは気が引けるんだがな・・・・・」
(とはいうものの、今は緊急事態だ、これで一人の命が救えるのであればそうするしかない・・・・・
少しして、切断した死体の両足を持ってくる・・・・・)
>>83
「……うん。ありがとう。…こっちだよ」
ふわりと蝶が飛び立ち、薄暗い路地を先導する。真夜中の路地…しかも裏路地ともなれば人の気配は無く、時折眠れないネズミが通り過ぎるくらいだろう。蝶は道を急ぐように飛び続け、小走りでなければ追い付けないほどになっていた。
しかし蝶はいきなり減速をすると、ヒラリと高く舞い上がり人々に忘れられたように佇むうらぶれたアパートの前に出た。
……そこには見目麗しい男が立っていた
「やぁ 生身ではじめましてMonsieur ユスタス」
死人のような顔色に血色の悪い薄い唇。虚ろなサファイアの瞳がユスタスをとらえた。
【かなり進めてしまいましたが、大丈夫ですか?】
ユスタス「・・・・・歓迎されているのかどうかわからねぇな」
(言われるがままについてきたが、虚ろな瞳で見つめられれば歓迎されているのかどうか判断しづらいと言いつつ、とりあえず相手側にこちらに対する敵意は無いようだと感じて・・・・・)
>>85
【はい!大丈夫です!】
「んふふ…♪なんか余計な一言が聞こえたような気がしたけど、まぁいいや。……こっち、中に入って」
そう言って静かに笑うとうらぶれたアパートの扉の一つを開けてユスタスに手招きをする。
狭い部屋の中は前の家人が夜逃げでもしたのだろうか、汚れていたり古びてはいるもののほとんどの家具が一式残されていた。
「ちょっと汚れてるけど、ここにその子寝かして。異能を使う前に治療をするから」
パン、パン。と軽く薄汚れたソファを叩いてホコリを払うと、吸血鬼狩りを寝かすように指示する。
「それと、君も手伝ってよ?包帯を巻くぐらいできるでしょ?」
カバンの中から包帯を取り出し、ユスタスに投げ渡す。その他にもカバンから消毒液と薬、ゴムバンド、ピンセットに針と糸を机の上に手際よく並べる。
ピンセットや針をあらかじめ精製しておいたガスバーナーであぶり、熱消毒をし始める。
【シャルルへの質問や会話は今して大丈夫です!】
ユスタス「随分と手馴れているんだな・・・・・」
(正直、なんでこんなところに治療について手馴れている人物がいるのかはわからないものの、現状では数少ない頼れる存在だからか、横で包帯を巻きながら手伝う・・・・・
随分と手馴れている様子から、さりげなく会話を振りある程度相手のことをを聞き出そうとする・・・・・)
>>87
「まぁ…長く生きてるからね。先の大戦で軍医とか野戦病院にこっそり入って働いたりしてたから、実戦的な医療技術には自信があるよ。」
あと、状態収集もかねて闇医者もやってるんだ。と、ユスタスの問に答えながら手際よく全ての道具の消毒を完了させてから眠っている吸血鬼狩りの治療を開始する。
「一応、助かる見込みがない場合は僕の直属の配下として吸血鬼にするよ。元吸血鬼狩りだからかなり警戒されるかもだけど、伯爵の所有物にてをだすやつはいないだろうから。」
傷口を切開し、ピンセットで破片を挟み出す。破片を出したあとは素早く消毒をして傷口を針で丁寧に縫い合わす。
「その時は君にこの子の世話を頼もうかな。多分気も合うでしょ?“元吸血鬼狩りのユスタス君”」
糸を切って包帯を巻く治療を何度か繰り返し、全ての傷の処置を終える。
ユスタス「・・・・・なるほど、こちらのことも大方筒抜けってわけか・・・・・」
(大体のことは相手に知られているのであれば、わざわざ相手に自分のことを話したり、隠し事をしたりせずに済んで楽だと思いながら呟く・・・・・)
ユスタス「で、今のところどうだ?助かりそうか?」
>>89
「……今この子に施した処置はあくまで応急処置だ。出血も多かったからこのままじぁ死ぬ。」
ゆっくりと立ち上がりユスタスの方へ体を向ける。
「けど、僕の異能を使えば助かる見込みはある。」
シャルルの表情は逆光によって暗く影が落ち、その表情を伺い知ることができない。
「本当はあまり人に見せたくないんだけど、」
ユスタスの方へゆっくりと歩み寄る。
「その足をちょうだい。」
僕が食べるから___彼の瞳はいつも以上に虚ろで、絶望したように濁っていた
ユスタス「それでなんとかなるなら・・・・・」
(とにかく今は最善の策に最速で賭けるしかないと判断し、足を差し出す・・・・・
なんとなく察したものがあるのか、相手の様子を見ながら
「別の方でも向いといてやろうか?」
と言い)
>>91
「……………いや……これから長い付き合いに…なるかもしれないから、…君には見てほしい……」
言葉に間を開けながら苦しい思いを覆い隠すように微笑んでユスタスに告げる。
「…少し離れたほうがいいかも……しれない」
足を受け取って部屋の奥に移動する。家具も何もないがらんどうの空間にしゃがみ、自分より1mほど先に両足を揃えて並べて置く。
シャルルは、彼は、脚を少し開いて立て膝の体制で静止する。首も腕もだらりとぶら下げて、まるで斬首を待つ罪人のようだった。
おもむろに細い指が首の包帯を絡め取り、ほどくと赤黒い傷口が露になる。
突然、首をつなぎ止める糸がちぎれて、溶けて、血に戻った。顎を伝って床に滴り落ちた時
頭が、首が ずれて、傾いで ゆっくり傾いて
ゴトン__ゴロン
重そうな音を立てて、落ちた
落ちた首は後ろを向いていて、不思議と、首の断面からは血が一滴も零れなかった。__ただ…何かが蠢いていた
ユスタス「・・・・・」
(腕を組みながら、その様子をただただ見つめている・・・・・
表情一つ変えることなく見ているが、逆に感情が読み取りづらくなっており、心の内ではどう感じているかが本人以外はわからない・・・・・)
>>93
首の断面から隆起するように大きな血がいくつも滴り落ちる。
ボダ ボダッボダダダダダダ!
床に零れ落ちた血は大きな血溜まりを作ると表面が隆起しはじめ、いくつかの塊を作り、くっついたり分かれたりを繰り返して10個ほどの塊になった。
ゴボッ!ゴボゴボゴボ!!!
音を立てて泡だって形を変えはじめる。塊だった血が細く、長くなっていき、やがて大きな蜈蚣になった。大蜈蚣は形を得たとたんに我先にと死体の足に群がり、貪りはじめた
ブチブチ バキバキ
不快な音を響かせながら血の一滴、骨の一欠片も残さずあっという間に食い終わる。
一回り大くなった蜈蚣はゆっくりと彼の体をよじ登り、首の断面から血に戻って入っていく。ズブズブと音を立てて最後の一匹が戻ると、細い手が頭を抱え上げて首の断面に押しつける。
「ね?気持ち悪くて…すっごく醜いでしょぅ?」
自分で自分を嘲笑うようにへらりと笑って言う。……気管がずれているのか、くぐもったような、ヒューヒューと掠れた声が廃墟に響く。
「この首を縫ってしまうから…少し待っててね」
ユスタス「誰がどう思うかはともかくとして、別に俺はなんとも思わんがな・・・・・」
(正直、捕食風景が醜かろうとなんだろうと個人的には気にしない性分なのか、ユスタスは特になんとも思わないと返す・・・・・
敵対するかしないかで人物の善し悪しを見ているのかもしれない・・・・・)
>>95
「ッ!………………そっ、かぁ……そっか……ありがとう(ボソ)」
一瞬驚いた顔を上げ、ユスタスを見つめる……が、すぐに下げてしまい、また顔を隠してしまう。しかし、一瞬だけ見えた表情は一人、暗い森に取り残されて恐怖や不安、絶望に耐える幼い子供のような表情だった。
(もし、君のようなことを言ってくれる人が一人でも居たのなら………僕は…化け物なんかに成らずにすんだのかなぁ)
少ししてからゆっくりと立ち上がり、首を縫い付ける糸の尾を切ると
「…少し待っててね……この子の治療を終わらせてしまうから…」
ユスタスから顔を背け、表情を見せないようにして小汚ないソファアに寝かされている吸血鬼狩りの下にひざまずくようにしてしゃがむ。
【返信が遅くなってしまいごめんなさい!携帯を紛失させてしまいました。】
ユスタス「・・・・・」
(今に至るまでずっと悩んでいたのだろうかと、様子を見て察する・・・・・
なんとなくだが、ここ数十年で相手の心境が大体手に取るようにわかるようになった気がする・・・・・)
>>97
【いえいえ!こちらこそ返信遅れてしまいすみません!】
シャラリ
手袋をはめていない白く細い指で吸血鬼狩りの首からドッグタグを外し、襟を緩めて首筋を出す。
(吸血鬼狩りからするととてつもない屈辱だろうけど……許してね)
薄く青白い唇を開き、牙を首筋の動脈へと突き立てる。
本来、吸血鬼が首に噛みつく行為は名前のとうり吸血を意味するのだが、シャルルはゆっくりと…しかし確実に自身の血を流し込み始めた。
首筋に噛みきながら片方の手で心臓の当たりを軽く押し、流し込んだ血を免疫器官と骨髄に働きかけて止血剤と増血剤の役割をさせる。
ユスタス「・・・・・一つ聞くが、この治療はお前の体に何らかのデメリットはあるのか?」
(ユスタスはこの治療を行うことで相手の体に何らかのデメリットはあるのかどうか問いかける・・・・・
もし無いならば、今回みたいに救える命も多くなると考えたのだろうか・・・・・)
>>99
【 早速、初回投下させていただきます〜!>>67ユスタス様の隠れ家に入ってしまいましたが大丈夫でしたでしょうか〜っ?!? もし問題があれば投下し直しますのでビシバシご指摘ください〜〜っ 】
[ フランス/廃墟にて ]
( 仲間からの知らせを頼りに訪れた廃墟は、既に血の海と化していた。両足のない仲間に、1人が行方不明。ここは吸血鬼の住処だったのかな。考えながらとてとてと周辺の探索を進めていくと、地下へ続く階段を見つける。慎重に降りていくと、目前に広がるNosferatuに関する情報にハッと息を呑んで。興奮を押さえきれない瞳に高鳴る鼓動、ぎゅっと服を掴みながら発した震える声には歓喜が滲んでいるのがわかるはず )
…な、にこれ。もしかして全部…吸血鬼の、情報?
>>all様
>>101
ソーニャ
「……どうやらそのようね。
思わず私達のアジトなんじゃないかと錯覚してしまう程の情報量がある。」
和が入った部屋の一角では、部屋の暗闇に紛れるような黒いコートに手袋といった黒装束に身を包みながらも、周囲の暗闇をも裂くような美しい白銀色の髪と、氷のように冷たい瞳を持ったロシア最強にして最恐の吸血鬼狩り、ソーニャ・ガヴリーロヴナが両腕を組んだ状態で和へ流暢な日本語で声をかける。
悪名高く、平気で民間人さえも犠牲にする事で有名なロシア最精鋭部隊Мститель(復讐者)の長である彼女が姿を見せたと言うことは、クレムリンの長老達とロシアの吸血鬼狩りが民間人の被害を無視した軍事作戦を行う事を認可した事を意味している。
パッと見どうですか?新しい情報は得られましたか
( ぱちぱち、突然の出来事に驚いて瞬きを数回。彼女を見るとふわりと人懐っこい笑顔を浮かべて「日本語お上手ですね」と嬉しそうに。それから散らばる資料に目を落とすと、まずはひとつ問いかけて。ここにある情報、彼女ならば既に知ってる可能性が高いから )
>>102 ソーニャさん
>>103
ソーニャ
「ありがとう、日本でも『仕事』の依頼があったものでね?」
母国であるロシアと隣接している上に、日本国内でも吸血鬼の活動は多く、従ってソーニャの活動する機会や場合が多くなっており、その際に日本語を習得したのだと応えると、組んでいた両手を解いて
ソーニャ
「そうね、幸いにもこの部隊員の装備品に付けてあったGPSもろとも持っていったみたいだから既に居場所の目星は付けてあるわ。」
コートの中から小型のスマホ状の情報受信端末を取り出し、一つだけこの近辺から離れた場所に小さな光点がある事を見せて、隊員を拐った吸血鬼の根城は既に特定してあると応える
さすがです
( 端末画面を一瞥すると、軽く唇に手を添えて首を傾げる仕草をして。分からないことが、多いかも。広がる吸血鬼の資料を見つめては思案し )
私達の資料であれば、外の惨状も1人が拐われた可能性も納得できますが…ここにあるのは吸血鬼の資料だけ。それに無傷のまま残っています
( もしかしたら、今度こそ仲良くなれる吸血鬼かもしれない。拐ったのも、この情報を教えるためかも。ぽわぽわ、遂に出会えるかもしれない求めていた人達の可能性に瞳は輝いてしまう。でも、目の前の彼女はそれを許さない。それは、よく知ってるから )
ここはこの後来る方にお任せして、私は敵地に向かおうと思うのですが
>>104 ソーニャさん
>>105
ソーニャ
「……ええ、わかったわ。
私はここで他に有益な情報が無いかを探っておくことにするわ。」
男に比べて腕力の劣る女であると同時にまだ20にもなっていないにも関わらず、君臨している存在であるだけでなく、吸血鬼との共存を望む相手とは正反対の思考を持っている……
吸血鬼を仕留めるためだけにありとあらゆる手段や方法を取り、そのための犠牲は厭わないという、吸血鬼を殲滅するためだけに生まれたような存在であるソーニャは微笑みを浮かべながらも、氷のように冷たい眼をしたまま応える。
100
そっと吸血鬼狩りの首筋から顔を離し、口の中に残った血を小さな動作で飲み込む。
コクリ
僅かに喉仏が上下する。…ふと、口の端から血が零れ落ちる。頬を伝って床に落ちる前に細い指先で血の雫を救い上げ、舌で舐めとる。……そんな動作でさえ蠱惑的に見えるのは情報のために色仕掛けなどをしているからだろうか。
「………残念だけど、デメリットがないわけじゃない。こうした治療には僕の血を使うし、怪我の具合によっては量も増減する。………一度に多くの人数を治療するのならそれ相応の血肉が必要になるの」
ゆっくりと傷口の手当てをしながらユスタスの質問に答える。しかし、目を背け、横顔しか見えないようにしている。
「へぇ…この子、マーヴェリックっていうんだ。母親にでも嫌われたのかな?」
シャラリと吸血鬼狩り……マーヴェリックから外したドッグタグを掲げて名前を読む。
【 ユスタス様やシャルル様のいるアパートに向かっているのですがこのまま合流させてしまっても問題ありませんか? 】
それでは失礼します
( 依然向けられる冷たい眼差しに、少し寂しげに微笑み返すとぺこりと頭を下げその場を後にする。17歳…くらいだったかな。いつからあんな冷たい微笑ができるようになったんだろうと考えながら敵地へ近付いていって。今度お茶でも、と誘いたいところだけど、畏れ多くてできないまま別れちゃった。若干の後悔もしながら、見えてきたうらぶれたアパートに警戒心を高めていって )
>>106 ソーニャさん
>>108
ソーニャ
「ええ、さようなら。」
マーヴェリックの装備に付いていたGPSにより、ユスタス達の位置を掴むことに成功した和が向かって行く後ろ姿を見送りながら別れの言葉を口にする…
後に残ったソーニャはタブレットをテーブルの上に置くと、両手を後ろ腰で組みながら壁一面に貼られた吸血鬼に関連する資料を眺める。
「……………これ…GPSのチップが埋め込まれてる……まずいな」
ごめんなさい。誤送信です
112:鈴縁(Kamelie)&◆rU (;`・ω・)つ:2022/10/30(日) 20:54 不意に目を見張り、少し焦ったようにドッグタグを握りなおしてプレートの部分を見る。
「……………これ…GPSのチップが埋め込まれてる……まずいな……場所がバレてる。」
バッとユスタスの方へ振り返り、厳しい表情でGPSの存在を告げる。
「この子を連れて来てから時間がそれなりに経ってる。急いで離れたほうがいい。」
治療器具を素早く仕舞いながら手首を切り付け、万が一のために窓のすぐ側に隠しておいた鴉の死体に血液を入れる。
むくりと歪に起き上がり、飛び上がった鴉にドッグタグを握らして窓から反対の方向に飛ばす。
「……僕は逃げるつもりだけど、君はどうする?」
【お返事遅れてしまいすみません!私としてはどんどん絡んでいただきたいのでお願いします!】
>>101〜108
ユスタス「・・・・・俺は大丈夫だ、それよりお前もここから逃げるよりも近くに隠れてろ、ここから逃げたところでどこから何が襲ってくるかもわからん」
(恐らくチップは吸血鬼狩りの仲間同士今どこにいるかを確認するための物か、それとももっと別の何かか、いずれにしてもどこに敵対者がいるかもわからない現状ではここから逃げるのは非常にまずい・・・・・
ユスタスはとりあえず近くに隠れているように忠告する)
>>112
「………フフッ…ンフフッハハハ…!アァッハハッハハァハ!」
突然、細い体を 肩を 震わせながら笑いだす。心底面白いというように薄い腹を抱えながら片方の手で眼鏡の下を拭う。
「あぁ…!あぁ!……久しぶりにここまで笑ったよ…!」
「ここ何世紀かは同胞からも人間からも敵意や憎しみはもちろん、感謝や色欲の念を向けられたことはあっても心配の念を向けられたことはなかった!」
「しかも心配をしてきたのは年下の吸血鬼だなんて!」
ひとしきり笑ったのか、ゆっくりと体を起こして目元を拭いながら真っ直ぐにユスタスを見据える。……古びた窓の縁が額縁のようになり、青白い月明かりに照らされた姿は彼とは対極にある天使のように映るだろう。
笑ったことで死人のような肌に赤みがさし、何時も一文字に引き結ぶか作り笑いを浮かべている口元は自然と柔らかくほころんでいた。
……なにより、硝子細工のような虚ろな瞳には慈愛や喜び、そして…けして戻ることのできない過去を眺めるような寂しさが灯り、揺らいでいた。
【たいへん遅くなってしまい申し訳ありません。無事テストは終了して、無事テスト結果は死亡しました!】
ユスタス「そいつはよかったな、だが今は笑ってる場合じゃねぇ、その人間と一緒に近くに隠れてろ・・・・・」
(保護した人間と一緒になるべく近くに隠れてるように告げる・・・・・
どうやら、事態はかなり深刻らしく、ユスタスも表情が強ばってくる・・・・・
どの道、ここへ何かがやってくることはもう確実・・・・・)
>>114
【いえいえ大丈夫ですよ!テスト・・・・・悲惨ですね・・・・・】
「フフッ…良いよ、今日は気分が良いから言うとうりにしてあげる。」
最後に小さく笑うと、マーヴェリックの元に行く。包帯で腕や足、頭を固定してからゆっくりと抱き上げる。
まだ包帯を巻いていない首の繋ぎ目から血が吹き出し、膨張しながら彼の肩甲骨の辺りに集まって赤黒い翼を形ずくる。
「何かあった時すぐに離脱できる空に隠れようかな」
数度翼を動かし、確かめながら言う。
【 お返事遅れてしまってすみません。返信しますね、 】
そこにいるのはわかっています
( 嘘。ほんとはいないかもしれないって少し思ってる。うらぶれたアパートの、ドアをこんこん。ノックして穏やかな声色で言葉をかけていく。この瞬間にも、どんどん離れていく光に不安を感じながら。でも、この先から声が聞こえたのも確かだから )
仲間を返していただけますか
>>112-116 ユスタスさん、シャルルさん
ユスタス「相手側が対空攻撃用の武器を持っていないとも限らんがな」
(何かあった時は空に隠れようかと呟く相手の言葉を聞けば、相手側が対空攻撃用の武器を持っていないとも限らないと忠告をする・・・・・)
>>116
ユスタス「・・・・・吸血鬼狩りか、鍵ならかけていない、入ってこいよ」
(ドアをノックする相手に仲間を返すように言われれば、鍵ならかけていないから入ってくるように言葉を返す・・・・・
正直、仲間の現状を伝えようにも伝えるのを躊躇う状況であり、とりあえずまずは少し話をしようかと考え)
>>117
【いえいえ!お返事ありがとうございます!】
( 今までにない、わりと友好的とも思える返答に意外そうに目をぱちぱち。念の為に周囲に聖水を振り撒くと、素直にドアノブに手をかけて。武器は手にしない、でも警戒心を緩めることはなく。仲間に関する答えがないのが気になるけど、この先の展開に期待しながらドアを開けて )
お邪魔します
>>118 ユスタスさん
ユスタス「よく来たな、まぁ座れよ」
(自分は元々吸血鬼狩りとは戦わないつもりなので、とりあえずそこら辺に腰掛けるように言葉をかける・・・・・
この場合、どれほど相手の警戒心を和らげて話を出来るかが鍵となるとユスタスは考えている・・・・・)
>>119
117
「………どうやら追っ手が来たみたいだね…」
ボソリと呟き、窓枠にひょいと飛び乗ってマーヴェリックを抱えなおす。
「………さっき言ったとう、僕は空の雲に隠れるよ………それと…これも」
小さな声で告げたあと、翼から一枚だけ赤黒い羽をむしり取って宙に放り投げる。
フワリ…フワリ……ヒラリ
少し宙に漂ったあと、瞬く間に形を変えて小さな一匹の蝶に成った。
「その子は、まぁ…通信機みたいなものだから、何かあった時はその子に話かけてね………じゃぁ…またね」
トッ、っと軽い音を立てて窓枠から飛び上がり、一度大きく羽ばたいて上昇を開始する。動体視力の優れた吸血鬼にも一瞬のつむじ風にしか感じないだろう。
……この部屋には彼のいた痕跡はほぼ残されていない。……そう、“ほぼ”だ。
この部屋を注意深く観察する者には窓枠に残る赤黒く禍々しい小さな羽に気づくだろう〰️
……素敵なお部屋ですね
( 中に入り部屋を見渡すと、静かに正座してから呟いて。特に、あの怪しく光る赤い羽とか綺麗だな。月明かりにほんのり照らされた赤黒いそれは一瞬透き通っても見えたらしい。この状況、研ぎ澄まされた感覚では、痕跡を見つけるにもそう時間はかからなかったようで。窓枠の羽から相手へゆるりと視線を移すと )
濃いですね、血の匂いが 。仲間は、助からなかったということで宜しいですか?
>>120-121 ユスタスさん、シャルルさん
ドロリ
突如として小さな羽が形を維持できなくなったように溶ける。
ヒラリ
小さな血溜まりからこれまた小さな蝶が形成されて風に煽られるようにして窓の外に消えてゆくところを和は視界の端にとらえるだろう。
……その蝶から明らかに対面している吸血鬼とは違う気配も…
ユスタス《一応避難できたか・・・・・この状況下でバレたらどうするつもりだアイツ・・・・・》
(相手が蝶に変化して逃げたのに気づけば、もしバレた時はどうするつもりだったのかと肝を冷やす・・・・・
そして、吸血鬼狩りからの質問をされれば)
ユスタス「・・・・・何とも言えんな、一応手当てはしてある」
(助かるか助からないかは、あとは当人の生命力にかかっている、かなりの致命傷だからか助かるとは言い切れない・・・・・)
>>121、122
手当てを…、ありがとうございます
( 蝶へと姿を変え、窓の外へと消えた様子を見届けながら、目の前の吸血鬼の答えに頭を下げて。「手当をしてくださったのは貴方ですか?それとも…、別の吸血鬼?」。顔を上げると、相手の目をじっと見据えながら問いかけて )
>>123-124 ユスタスさん、シャルルさん
ユスタス「別の奴だ、俺はそいつに頼んだだけだ・・・・・」
(相手の様子を見る限りは、とりあえず一戦交えなければいけないようなことにはならないようだと判断し、内心ホッとする・・・・・
現状は助かるかどうかはわからないが、やれるだけのことはやった以上、あとは祈るしかない・・・・・)
>>125
「うーん……僕のことはバレてるっぽいんだよなぁ…」
少し霞がかった視界良好とは言い難いパリの街並みときらびやかな夜景を見下ろりながら呟く。
「どうしようかな、このまま雲に隠れてとんずらするか……この子を適当な場所に置いていくか。」
よいしょっと、とマーヴェリックを落とさないように抱えなおし、大きく赤黒い翼を羽ばたかせる。
「……一応、伝言でもしてみるか」
ユスタスの下に置いてきた蝶に繋げて連絡を取ろうと、翼から小さな羽毛を一枚むしる。
ユスタス「・・・・・」
(吸血鬼狩りの方は、現状争う意思はなさそうだと判断したからか、ユスタスも一応内心ホッとして椅子に背を預ける・・・・・
ここらで、他に仲間がいることを伝えようかと迷いながら)
>>127
むしり取った羽毛は夜空にひらめき、一匹の蝶になる。
「……向こうに置いてきた子は耳の後ろ辺りに隠れてるから多分…大丈夫かな。」
少し迷いながらも蝶を自分の顔の前に飛ばせ、ユスタスの下に置いてきた蝶へ連絡を試みる。
「―聞こえる?一応、君にしか聞こえないようにしてるけど……そっちはどう?僕はいつでも離脱できるよ」
【返信が遅くなってしまいごめんなさい!】
ユスタス「・・・・・こっちはとりあえず大丈夫だ、相手にこちらに対する敵意も見られない」
(仲間を手当てしてくれた相手と認識されたからか、吸血姫狩りの人間はこちらに対する敵意は見られないと返し)
>>129 【いえいえ!大丈夫ですよ!】
「………そう…マーヴェリックをどこかに隠してから、僕も合流しようか?」
少し考えたあとに合流し、ユスタスが話している吸血鬼狩りと接触することを提案する。
「一応、“保険”はかけてるから多分大丈夫だと思うよ」
静かに微笑みながらマーヴェリックを抱く手の中で“保険”を握りこみながら告げる。
(┘゚∀゚)┘age
133:偽りの二面性◆gI:2022/12/05(月) 05:09 ユスタス「あぁ、頼む・・・・・お前もいてくれた方が俺個人が言うよりも説得力はありそうだからな」
(自分がこのまま吸血鬼狩りと話すよりも、直接手当てをした相手が話した方が説得力はありそうだと思い、合流するように頼む)
>>131
【すみません!見落としていて返信遅れてしまいました…】
>>all
ホロウ
「…………………。」
まるで中世の時代より時が止まったかのように古風なレンガ造りで3-4階まである三角屋根の建物が建ち並ぶ内の一件の屋根の上に黒いパーカーに黒いズボンをはき、服装な陰鬱そうに月を見上げる顔とは対照的に明るい空色の髪をした少女
人の頃の記憶を失い、未来を拒む吸血鬼「ホロウ」がいて
?「お前、吸血鬼か・・・・・?」
(ユスタス達が吸血鬼狩りと話しているその頃、時を同じくしてホロウに謎の人物がお前は吸血鬼かと問いかける・・・・・
その声は落ち着いているが、同時にどこか寒気が走るような声でもあり・・・・・)
>>134
【新キャラです!プロフィールはまた後ほど投稿させていただきます!】
>>135
ホロウ
「……こうしたらわかる?」
《バサッ》
自分に声をかける相手に対して、既にわかりきった答えをする事に陰鬱さを感じると、そちらへ視線をやりつつ
言葉の代わりに背中からお伽噺に登場する吸血鬼と同じ蝙蝠の翼を生やす事で、自分が人ならざるモノ……吸血鬼であることを証明して見せる
【了解です〜。
向こうで要望があって作成したキャラなので、ホロウは暫くは日常系キャラとして動かしていきますよ〜】
?「そうか・・・・・お前は吸血鬼なのか・・・・・」
(謎の人物は続けて「お前達吸血鬼を見ていると虫唾が走る・・・・・一匹残らずこの手で消し炭にしてやりたいくらいだ・・・・・」と言い)
>>136
【了解です!】
>>137
ホロウ
「ふぅん……私は別に戦うつもりは無いんだけど?」
背中から生やした蝙蝠の翼を広げたまま、面倒そうに呟きつつ、ゆっくりと立ち上がる。
すると、丁度ホロウの頭上に月があり、夜空に照らされた空色の髪が綺麗な白銀色に輝いて見えて
?「俺もお前個人に対しての恨みは特にないんだがな・・・・・」
(しかし、謎の人物の声色は静かに怒りに震えているように聞こえ、少なくとも相手個人に対しての恨みはないが、個人がどうとか以上の怨念を感じる・・・・・)
>>138
ホロウ
「……戦うつもりがないのなら見逃してあげるけど……?」
相手も自分に対して恨みが無いと応えるのを聞くと、彼から感じる吸血鬼という種族そのものに対する憎しみや恨みを感じながらも、自身は極力戦うつもりはないと応えて
?「あぁ、勘違いしないでくれ、別に俺はお前と戦おうだなんてことは考えちゃいないんだ・・・・・」
(以外にも戦うつもりはないと言うと、謎の人物は続けて
「戦うつもりはない・・・・・〇すつもりなんだからな・・・・・」
と言い、ナイフを懐から取る・・・・・)
>>140
>>141
ホロウ
「ふーん……それじゃあ降りかかる火の粉は払わないとね。」
背中から生やした一対の翼に加えて、右手の人差し指と中指の爪を鋭利な刃物のように伸ばし、ナイフを構える相手と対峙して
133
(……一応、マーヴェリックは隠した…とりあえず、向かうか)
ゆっくりと闇夜に紛れて夜空を飛び、アパートを目指す。
(このまま直接会ってもいいけど、しばらくは様子見のために隠れてるか)
やがて、アパートに着いた彼は二階の空き部屋に入り、吸血鬼の聴力を駆使してユスタスとの会話を拾う。
「………着いたけど、しばらくは様子見をするから隠れてるよ」
ユスタスの元に置いてきた蝶をとうして報告をする
?「ほぉ、そんなことができるのか・・・・・」
(一本に見えていたナイフは実は重ねて二本持っており、相手の攻撃をナイフで挟み動きを止める・・・・・
その力はとても人間の力ではない・・・・・)
>>142
ユスタス「そうか、わかった・・・・・」
(思っていたよりも事が順調に進んでいるからか、イレギュラーな事態も怒らないと見て相手の申し入れを承諾し)
>>143
>>144
ホロウ
「このぐらいなら吸血鬼であれば誰だって出来るよ……」
自分の伸ばした爪を二本のナイフで挟み取ろうと向かってくるのを見て、敢えて爪を使うのではなく、回し蹴りを放つ事でナイフを持った相手の腕を蹴り飛ばそうとする
?「悪いな?勉強不足なもんでよ・・・・・」
ズシュッ・・・・・!
(相手の回し蹴りを左腕で止めると、右手に持ったナイフで相手のふくらはぎを刺し、そのまま裂く・・・・・)
>>145
>>146
ホロウ
「……………!」
放った蹴りを止められ、ナイフで脚の健を斬られると、だらんと足が垂れるものの、すぐに後ろへ飛び退いて距離を取ろうとしつつ、相手の吸血鬼に匹敵する動体視力と反射神経、腕力を見せた事からその力について推測し始める。
ホロウ
「………もしかして貴方『剣技使い』?」
パワードスーツやサイボーグ化し、その力を待ちいたような様子が見えなかった……
アラネアが言っていたように、爵位を持った吸血鬼同士は不要な内乱や同士討ちを避けるため、入れ替わりの昇格をする時以外で互いに争い、相手を始末する方法は無い。
となれば残る可能性は、相手が極東の島国で生まれた、吸血鬼にも匹敵しうる身体能力を得られるようになるという『剣技』の使い手なのではないかと考えて
?「剣技使いだと?そういやぁ、以前〇した吸血鬼もそんなことを言ってたっけか・・・・・まぁ、今はそんなことはどうだっていい・・・・・」
(相手が自分に対して剣技使いなのかと問いかければ、以前手にかけた吸血鬼からその言葉を聞いたことがあると言っていることから、この人物は剣技使いではないどころか、その知識すら持ち合わせていないことが伺える・・・・・)
>>147
>>148
ホロウ
「……ふーん、そうなんだ。」
夜王の機嫌を損ねかねない事はもちろん、吸血鬼は互いに高い再生力と生命力を持っているため、戦いの決着が付かない事が多いため、相手が吸血鬼であると言う可能性も考えられない。
そして相手の様子からして剣技を使えるようでも無いため、今のは反撃や防御もほんのまぐれや偶然に過ぎないと考え、素っ気なく応える
?「それが遺言でいいのか?遺言くらいなら最後まで聞いてやらんこともないぞ?」
グォッ・・・・・!
(素っ気ない返しをする相手に続け様に今度は飛び掛かる・・・・・
そのスピードは即座に対応するにしても回避は難しいほどであり)
>>149
>>150
ホロウ
「遺言……ね。警戒する理由が無くなったから興味も無くなっただけよ。」
ホロウはそのまま相手が自分に飛び掛かる様子を退屈そうに見ながら、そのまま押し倒される
殆ど無抵抗である事から、余程余裕があるのか、それとも自分の生にたいしても微塵の執着も無いからなのかはわからない…
?「俺が相手じゃあ警戒する必要すらねぇってか?」
(相手に顔を近づければ、そのまま手に持ったナイフを相手の頬に突きつける・・・・・
相手の頬からは、一筋の鮮血が流れ、地面へと落ちる・・・・・)
>>151
>>152
ホロウ
「……そんな感じかな?」
そう言うと、頬に付いた傷がみるみる内に止血され、傷口も塞がりながら、吸血鬼の蛮力を用いて強引にのし掛かる相手を押し退けようとする
ホロウは吸血鬼全体から見ても小柄な方であるとはいえ、特殊な強化を施されていない限り吸血鬼の身体能力と正面から戦うのはあまりにも無謀と言えるだろう
?「言ってくれるな?吸血鬼のクズが・・・・・」
(その声は怒りに震え、目にも殺意が先ほどよりも濃く現れ始める・・・・・
たかが吸血鬼なんかに馬鹿にされたという感情か、それとも・・・・・)
>>153
>>154
ホロウ
「……貴方、人間でしょ?」
相手を押し退ける事に成功すると、右腕をグルグル回してコキコキと肩を鳴らしながら面倒そうに問いかける。
吸血鬼を憎んでいることから少なくとも吸血鬼ではないだろうと言うことはわかっていて
?「一応正解、と言っておくか・・・・・まぁ、お前ら吸血鬼をここまで敵視しているんだから、どんな馬鹿でもわかることだがな・・・・・」
(何やら含みのある言い方で人間であるということを明かすが、現状相手のハッキリとした正体は不明のままだ・・・・・
ただ、通常の吸血鬼狩りの人間とはどこかが明らかに違う・・・・・)
>>155
【皆様、明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたします!】
此処に来るのも久し振りですね……
159:鈴縁(Kamelie)&◆rU (;`・ω・)つ:2023/01/24(火) 17:00ごめんなさい。明後日で私立受験が終わるので、また書きます
160:◆3.:2023/01/25(水) 03:36どうしますかね?新しく建て直します?
161:鈴縁(Kamelie)&◆rU ( -.-)ノ ・゚゚・。:2023/01/27(金) 11:21自分は大丈夫ですが、シャルルのキャラシは気に入っているので使い回してもいいですか?
162:鈴縁(Kamelie)&◆rU (;`・ω・)つ:2023/01/31(火) 22:20遅くなりましたが、交流板の方に仮名とざっくり背景を書きました。
サイトマップ|画像|お絵かき|一行モード