>>10
春華
「私が此処で何をしているかって?
……アンタと似たようなものよ。」
手にしていたカッターを下に下ろすと、青空を見上げながら、今は授業中で誰も人が居ない状況で校舎裏の林の中という極端に人目に付きにくい場所に来た理由について聞かれると、相手と殆ど同じ理由で此処に来たのだと応える。
秋奈「何それ?嫌味で言ってんの?」
(相手の言葉を聞けば、自分と春華は似ていると言われているような気がして、それは嫌味でわざと言っているのかと睨みながら問いかける・・・・・
正直、自分も時々春華とどこか似ていると思うことがあるものの、共感しながらも同時にそれに嫌気がさしているのも事実だった・・・・・)
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