秋奈「・・・・・アンタって本当にそういう野蛮な考えしかできないのね、つくづく呆れるわ・・・・・」
(正直、自分は相手と口喧嘩はしても暴力を用いた戦いをするつもりはない、自分の体にも負荷がかかるし、そもそも暴力を行使して解決できることなんてないからだ・・・・・
先程は相手が仕掛けてきたので守りに入り、仕方なく手が出てしまっただけだ・・・・・
秋奈「もうアンタの勝ちでも何でもいいから、いちいち攻撃するのやめてくんない?」
>>33
春華
「……ふん、アンタには一生かけてもわかんないわ。
まあ、負け犬の遠吠えとでも捉えておくわ?」
少し舌を出して挑発しつつ、先程投げつけたハンカチと弾かれたカッターを回収して、そのまま秋奈の前から立ち去ろうと校舎へ向かって行く。
二人の考えも境遇も対照的であるものの、昔は春華もここまで力を誇示しようとしたり、勝利を渇望するような性格ではなかった……ある決定的な出来事をきっかけに歪み始めたのだが、それを知る者は彼女自身を除いていないだろう