【ゆとり教育】
「‥―教育」と称しているのであたかも純然たる文教政策のように思われがちだが、実際には経済政策的な意味合いも濃厚であった。
すなわち学校を週休2日制にする事で家族で旅行やレジャーを楽しむ機会が増え、そこから消費経済活動の更なる活性化が期待されていたはずなのだが‥
現実はご存じのとおり、その後に続くバブル崩壊後の“終わり無き不況”と“デフレスパイラル”の中で学生時代を過ごした挙句「将来の夢は公務員になる事」とシニカルに呟いたのが‥つまりは『ゆとり世代』ってヤツ。
ネットやお笑い番組などで「これだから“ゆとり”はwwッ;!」などと学校カリキュラムの大幅削減による学力低下(?)を根拠にして彼らにツッコムのは実は見当違いであり、「子供の教育は未来投資・学力は経済力によって担保される」というドライで救いの無い風潮が確立されたのが、つまりはこの世代なのである。
それ故、現在の「スクールカースト」みたいなモノはたぶんこの世代から始まっているかと思われる。
え。マジすか。
ではどのような経緯を辿ってスクールカーストは生まれたのでしょう?