カリキュラムの目的や絶対的な授業時間の不足も当然あるでしょうが、
日本の英語教育の問題点として私が感じたのは、「ネイティブの発音に似せることが恥ずかしいという意識」です。
よくRとLの発音の区別が議論になりますが、それ以前に、ときには英語を受け持つ先生でさえネイティブの発音に似せるという意識を怠って、日本語としての英語に甘んじる傾向にあると思います。教えやすいからであったり、そもそも完全に話せないからだったりしますが、似せる努力さえしない、いわゆるカタカタ英語がここまでもてはやされることは異常だと思います。
さらに、たとえばthink about でも音が連続して、本当はよくないのですがあえてカタカナで表記するなら「シンカバウト」のようになる。ほかにも音が落ちたり消えたりすることがあり、そうしたネイティブ特有のルールに耳で慣れないことが、私たちのリスニングを妨げるんだと思います。
確かに日本人って、英語の発音を言うのを恥ずかしがる人多いですよね。