【BL】マイペースな奴がギャグマンガ日和の小説を書くよ!

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2:銀ノ剣:2015/02/16(月) 17:07 ID:5FU

ワトベル!
ベル目線

眠い。そして死にたい。
もう3日も寝ずに研究を続けている。
鏡を見ると、顔色が悪く、隈が酷い自分が移る。

「はぁ…死にたい…」

そう呟くのは最早日課だ。
ガチャ

「ベルさ〜…って…ベルさん!?」

私の愛しい助手、ワトソン君が来た。

「ベルさん、何か作りますよ。その顔じゃもう3日飲まず食わずで寝てないでしょう?」

「ッ…!?」

図星だった。何故分かったんだろうか。とりあえずテーブルの椅子に座る。

「僕が何か作りますよ。何がいi…「エビチリがいいッ!!」

まだ話しているというのに大声でそう言ってしまった。

「ベルさんらしいですね。じゃあ、少し待ってて下さいね。」

太陽の様な笑顔でそう言うと、君は私のおでこに口付けた。研究の事を考えながらしばらく一点を眺めていると、ふと美味しそうな匂いが私の鼻を掠めた。彼の背中を見ながらその匂いを嗅ぐと、涎が滝を作っていた。

「あはははっ!ベルさん可愛いですッ!」
「あ…///出来たのかい?ワトソン君?…////」

そう言われてされて真っ赤になって答えた。顔が熱い。

「出来ましたよ!一緒に食べましょう?」

「あ…う、うん!」

「「いただきます!」」

まず、エビチリをお歩張る。
「うまぁぁぁぁぁぁぁぁいいいい!!!!」
危なく昇天しかけるところだった。

「これはもう、聖なる味と言っていいだろう!海老とチリソースの会わせ技!最ッ高だ!!やはり私の恋人が作ってるだけあって最高だなッ!!流石ワトソン君!!!」

とても美味しいエビチリの感想を述べた。

「あ、ありがとうございます!!」

満面の太陽の笑みでそう言った。目眩がする程の美しさだ。輝く金色の無造作ヘア、蒼く透き通った瞳、太陽の笑顔。

一口、一口、昇天しそうになりながらも食べ終えた。

「美味しかった…////」

「可愛いでふ…////」

助手の目を見ると私の防衛本能が「逃げろ」と言った。

これは…

「ってことでベルさん、今夜宜しく御願いしますね?」

「ふぁい…」

ワトソン君の笑顔とエビチリには叶わないな…


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