「シュガ、やっと来たんだね。待ちくたびれたよ。」
「全身管だらけじゃん。ださっ。」
「そうだね。もう、シュガにキスもできないし、抱きしめることもできないし、触れることもできないね。」
「じゃあ、俺が叶えてやるよ。なぁ。」
「ううん、いい。僕からしたかったんだ。もったいないけど。」
「そんな、なんで。いいじゃん。それ以上のことだってしてあげるよ。ねぇ、俺が好きなんでしょ。」
「ごめんね、ごめん。もう、眠たいよ。」
「なぁ、おい、だめだ、だめだよ、あ、じに。おねがい。キスして、死なないで。ごめん、ごめんなさい。」
「じゃあ、最後にひとつ。手を繋いで。」
「うん、うん、つなぐ、よ。」
「シュガ、手が冷たいよ。でも、僕は幸せだ。幸せはあたたかいものだとばかり思ってたけど、冷たい幸せもあるんだね。」
「おねがい、じに、やめて、最後じゃないよ。俺が、おれが。」
「シュガ、今度は蝶々になって会おう。そしたら、こんなベットじゃなくて自由だ。」
>>68 良いね〜キュンキュンするぅぅぅ