匿名民のCPを勝手に作るスレpart14

葉っぱ天国 > 腐女子 > スレ一覧
65:匿名の腐女子:2016/08/22(月) 13:53

>>49さんの悪魔しゅしゅをお借りしました。中途半端に終わる上にCP要素は薄くってよ




しゅしゅたんを追っ掛け回してちょっかい出してはそのしつこさに腹を立てた彼に追っ掛け回される。

これはいつものこと。

もちろんそんな日常の連続も楽しいが偶には特別な日がほしくなるというもの。
そう思ってしゅしゅたんを隣町の祭りに誘った。規模はそこそこ大きいが雰囲気は割合緩めなので飽きず疲れずと最後まで楽しめそうだと思ったのだ。
もしかしたら予定が合わないのではと少しハラハラしたが、その日は急ぎの用もないからと笑顔で快諾してくれた。
因みに「セクシーな浴衣希望」という一言にはどぎつい睨みで返された。

それから当日が来るまではまたちょっかい出しては逃げての日々を繰り返して楽しく過ごしていた。無い胸だってボヨンボヨン弾んでいた。
きっとまったり良い日になるだろうと思っていた。
はずなのだが。


「何で俺がしゅしゅたん追っ掛ける羽目になってんだよぉ!」
祭りに来てまでしゅしゅたんの俊足に翻弄されるとは思っていなかった。
しかも必死こいて逃げている割にはどこか冷静らしく、他人の邪魔にならない方へと上手く走っていく。器用だ。
それにしても結構な時間走ったせいでいい加減息が切れてきたのだが彼は平気なのだろうか。
「これじゃ祭りまで来ていつもと変わらないじゃんかよぉ!……いや立場が全く逆だからこれは非日常か……?」
疲れで下らないことまで考え始める始末。そもそも何でこうなっているのかいまいち理解が追い付かない。

まず昼過ぎにしゅしゅたんと待ち合わせて電車で祭り会場に向かう。因みに両者私服だった。
着いたらとりあえず腹拵えと出店を回りお好み焼きやかき氷を買っていく。
そして童心に返ろうと子どもたちに紛れ射的やヨーヨー掬いに参戦する。
そうしている内にそろそろ花火が始まるという頃になり、良い場所を探そうと林の方に向かった。
二人で談笑しながら奥へ奥へと歩く内に人も段々少なくなりようやく会場の外れに来てしまったことに気付く。
引き換えそうかどうしようかと二人でしばらく立ち尽くす。沈黙に痺れを切らした俺が顔を上げると眼前にしゅしゅたんの顔があった。
何事だと思う間もなく彼はそのまま自らの唇を俺のものに重ねてきた。その時の伏し目がちな表情は一生忘れないだろう。
驚いて声を掛けようとしたがそこに彼はもういなかった。
まさに脱兎のごとく走り去っていたのだった。もう訳がわからなかったがとにかく追い掛けねばと後を追って俺も走り出した。


「ああくっそ、あの顔はマジエロかった……」
過去の状況を振り替えって思わず出た一言はそれだった。


匿名の腐女子:2016/08/22(月) 14:02 [返信]

ハァンッッ(昇天)


匿名の腐女子:2016/08/22(月) 15:29 [返信]

>>65の文めっちゃ好きや…ハァンッッ……


全部 <前100 次100> キーワード