>>67明太陽炎の喋り方よくわからないからキャラ崩壊してたらごめん…
「そんな、僕が狼になってしまうなんて、そんな!!」
「うるさっ」
ランダムだからしょうがないだろ、と陽炎は心の中で毒吐く。狼に多大な憎しみを抱いておきながら、不運にも人狼になった相方の発狂に耳を塞いだ。
はやく吊られちまえ。
「陽炎!」
「んだよ…」
「僕は早く吊られたい」
「ナイスアイディア」
「酷い!」
「ええ?」
お前のテンションについていけない、とばかりに後ずさったら、明太にがしりと肩を掴まれた。思いの外力が強く、簡単に抜けられる気がしない。いい加減股間でも蹴り上げて物理的に黙らせたいな、と足を浮かせたあたりで、明太の真摯な目に見つめられてつい体が固まった。
「僕が囮になって吊られる。だから陽炎は生き残ってくれ」
とんでもない自己犠牲精神だ。
呆気にとられて何も言えないままでいたら、今度は明太に抱きしめられてしまった。名前からして生臭そうと思っていたがそんな事はなく、顔を埋められた肩からはほんのりミント系の爽やかな匂いがした。頭上で平静とした声が、一字一句はっきりと告げている。
「僕は陽炎が大好きなんだ。だから陽炎には生きていて欲しいんだ。ゲームでも陽炎が狼でも構わない」
「……」
「明日は僕が吊られるように誘導してくれて構わない」
「……」
「陽炎?」
無言を不審に思った明太が腕を解いて陽炎の顔を上げさせると、見事に茹だったタコのような赤い顔があった。珍しく明太も驚いたように固まる、そうして徐々に顔が同じくらいに紅潮した。
「……陽炎は照れているのか?」
「……〇ね!」
「ああ、明日には死ぬさ」
そう言って、明太は頬を赤らめたまま幸せそうに笑った。
「遠吠えうるさいな」と顔をしかめた占い師の水晶玉には、黒い靄と共に陽炎の姿が映し出されていた。
好き………本当好きありがとう好き
すれ違いに草生えた
本当にありがとうございます><><><こういうすれ違い勘違い大好物です
>>75
オチに草