>>13 嫌そうにしながらも俺の隣に立つ。ありがとう、と笑うと「……別に」と顔を背けようとした。それを押さえ、低い位置にある額にそっと唇を押しつけた。 お題:ここはどこ?
「ここはね、僕と君だけのお城だよ、ふふ。もう誰にも邪魔されないから、安心して、ね」 そう言って笑う彼の目は狂喜に満ちていて、思わず後ずさってしまった僕をめざとく見つけると両頬を優しく撫で耳元で囁いた。 「逃げちゃ、だめだよ」 お題>> 「俺のこと覚えてる?」