>>14
「ここはね、僕と君だけのお城だよ、ふふ。もう誰にも邪魔されないから、安心して、ね」
そう言って笑う彼の目は狂喜に満ちていて、思わず後ずさってしまった僕をめざとく見つけると両頬を優しく撫で耳元で囁いた。
「逃げちゃ、だめだよ」
お題>> 「俺のこと覚えてる?」
忘れるわけない、小さかった頃の想い人。同性だからとこの気持ちに知らないふりをしたのに、なんで今更ここにいるんだ、あの日から引きずっていた初恋が表面に出てこようとするのが怖くてつい言ってしまう、本当は今すぐ想いを伝えたいのに
「いや、知らないな」
お題>>「飴欲しい?」