>>67
有難い。なんとかしてみます。
お礼にあなたの好きなペンゼン社のブランデー持って着ましたよ
彼は跳び跳ねるかのように喜んだ。
「なんと、私の好きなものをご存じでしたか……!」
彼は上機嫌で棚から菓子を取り出す。
「今はこれぐらいしかございませんが、最近『ある女性』からクッキーを頂いたのです。よろしかったら是非」
ひとつ、手に取り、そのクッキーの皿を机へ置く。
「……にしても、リヴァシュナイダーの言っていた通りとは……」
頬に手を添え、なんとなく懐かしい心地を魔王は描いている。