>>822
シーリン「ありがとう、待たせてしまったようで申し訳ないわ。
フランったら……少しすごい魔法を使ったからって眠ってしまったの……
あの人たち、革命上手くいけばいいんだけどね……?」
フランを抱えたシーリンは、エアカーに乗り込んで自身に掛けた魔法を解く。
運転中、中尉はずっと横を見なかった。肩を震わせている。
脇には大量のコサックの死体に混じってポツポツと帝国軍の死体があった、そしてその近くには黒焦げのいぬ、折れた木にも黒焦げの犬。おびただしい犬が転がっていた