>>835
マンシュタイン「ありがたい。で、透明人間とは?」
大尉2「そんなことが可能なのか?」
そんな中、大勢の足音がする
中佐「第1大隊全員撤退。残兵二千八百人全て集いました。」
マンシュタイン「透明人間・・・もしできるなら頼んだ」
フラン「……シーリン」
フランはシーリンを肘で小突き、魔法を促す。
シーリン「…え!?私……?」
フラン「あなたなら覚えてるでしょう?女王の透明魔法……」
シーリンたちは、一度だけ魔の森で女王と対面している。女王は、去るときにその魔法を使っていたのだ。
シーリン「無理なの……その記憶だけ歪んでいて……」
なんでも覚えられるシーリンが唯一はっきりと覚えられない出来事がそれだったのだ。
フラン「頑張って!愛しのマンシュタインが死んでもいいの!?」
フランは激励を送る。それに応えるように、シーリンは魔法を唱えようと構える。