シーリン「フラン、その人を連れて避難して。
私はここに残って、魔法で応戦するわ」
フランは一瞬シーリンを止めようとしたが、シーリンの覚悟を読み取り、大尉をおぶって去っていった。
シーリン「……もぐもぐ」
ニャルに作ってもらった食べ物をその場で食べきり、ふう……と息を吐く。
シーリン「神よ……私が選ばれし神童であるならば……私に加護を」
そうしてシーリンは手を空へかざす。その場に風が吹く。
そうして、シーリンは一気に魔力を放つ。それは避難所へ……自身へ……
エッカルト航空隊長「クソ!熟練もジャクも出撃したのにこんな戦力差か・・・我が隊はあと11機・・・もうだめだ」
エッカルトは自らの弱さを恥じつつも後隊を命じた。敵機は残り499機らしい・・・頑張った方だ・・・カウペンス航空隊11機はシーリンの近くまで撤退した。そこには対空戦車13輌と高射砲200門があったが敵機の数からして圧倒的不利であった。