......少々頂けませんね (窓の外が薄暗くなり、雷雨が空に発生し始めた)
部屋にてその雲行きを見ていた人形がこう呟く。 「森の天気が初めて変わった……魔王の心の中に何か変化があったのか……?」 ブラックサンダーを片手に、幼女も空の様子を見る。 「……」 「これは、魔王の心の中に彼以外の何者かの存在が生まれ始めたと言うことなのか?」 幼女は肩を竦める。