...ふー (寂しさを全て追い出すかのような深い、深〜い息を吐く)
「……君は……」 「!……レイチェル、来てくれたのね!」 不思議がる魔王をよそに、女王マリアは嬉しそうな顔を見せる。 ただ、その姿はレイチェルと同等ほどの小さな幼女に過ぎないものになっていたが…… その目の輝きだけは確実に女王のままだった。