...もともと、家なんて無いですから (バッグから遺跡世界図を出して見ている...悲しみを探索で紛らわしたいらしい)
「へぇ、自分探しの旅?小さいのにタフだね……」 信じていないのか、真に受けていない様子であるようだが…… 「ねえ、寄ってかない?私ね、バーを開いてるんだ、安全運転で連れてってあげるから」 「バカいえ、アミ。お前免停喰らってるだろ」 アミと呼ばれる女が顔を赤くして車へと駆けていく。