「怒るな、ニャル……
恥ずかしいが、セツナと出会った頃の私は正直変態を極めていたと思うよ……すぐに女を口説いていたからな」
睨むニャルを抑えるようにして言う。
「それで蹴られたり肘鉄喰らったり、先輩たちと一緒にいるときは散々な目に合ってましたよね……」
リストが苦笑いを浮かべてこういう。
(……私も口説かれた、というか幽閉されたからな……)
セツナは、敢えてニャルから視線をそらす。
うんうん、あの時のまおちゃんは絶望的に気持ち悪かった!
(満面の微笑みで魔王を言葉の暴力に晒す)
おやすみなさい