………っ… (ぐちゃぐちゃと、肉を咀嚼する音が聞こえる、それは黒い靄から発せられる音で、黒い靄が肉をくらい尽くす度、その靄が広がっていってる) ……っ、い゛、っつぅ… (己を抱きしめるように腕を掴み、まるで痛みに耐えるように握りしめる、額には汗が滲んでいる)
「っっ!猫の気配っ!!おぉーい!そっちに居るのかぁー!!?」 (猫又の方に向けて、姿は見えないが走ってきている)