「あ…〔パタパタ〕…ヴァイルでいいです、宙様は私より歳を重ねているでしょう」 (胸を撫で下ろしつつ、急いで包丁を置いて汚れを丁寧にはたく) 「…お怪我はありませんか?」
「?ヴァイルお姉さんは僕より年下なのかい?僕は人間だからたかだか10数年しか生きていないぜ?」 (そうなのだ、あんなに常人離れをやってのけるが、彼女はあくまであの学園で『一般人代表』だったのだ)