『 ひとつ 最後の 願い 』
赤黒く靡く鬣を纏った異形が 静かな響で 結界の向こうに話し掛ける
『 2度と 関わらない その為に 私は あの子の中から 消えようと思う 』
『 ココロは無理だが 記憶から 消え去る事なら 直ぐに出来る 』
『 私は あの子のことを 心の中だけで 覚え続けよう 』
そんな響が終わると 結界の前で異形が静かに佇む
『 許可を 貰いたい 』
柊「縁っていうか古自体が斬られてる訳だけどさ……どうするんですか?」
(ため息をつき眉をひそめる)
柊「それは、私に頼んでも仕方ないよ、だって神器はそんな力を持たない、神様に頼むべきだと思うよ」
(結界の向こう側の相手にも聞こえる声で)
柊「あと、気に病まない事だね、この世界は理不尽で不条理なんだから」