『・・・・ぇろ・・・』
(駄目だ、そう考えても頭には血が昇る)
『消えろっって言ってんだろうがぁぁっっ!』
【ク''カ''ア''ア''ア''ア''ア''ア''ア''ア''ア''ア''ア''ア''ア''ア''ッ''!''】
(そらの手を引いて、『後ろの者』が静かに走りだす)
『・・・・・・・・・・』
(さっさと・・・行ってくれ・・・)
(再び凶悪は項垂れる)
〔…少し 休みましょう…}
手を引く者は声も無くそう言う
「おーい、君、どうかしたのかい?困っているようだが」
「先輩、そんなにむやみやたらに声をかけないほうが」
(先程までこことは外れた空間にいたはずの彼女たちはリドリーの後ろに立っていた。しかし彼女たちの服装は先程までとは違い、真っ白な首から下を長い足元まで隠すコートを同じように手には同じように真っ白な手袋をしていた。)