『んー、ねーねーニャルちゃん。ニャルちゃんのバック、ナイフホルダーに引っ掛かってるよ?』(ナイフホルダーに手を伸ばすとバックを取り、)『こういうの見逃してたら泥棒に取られちゃうから気を付けてね!』
「…えっ?」
今、気付いた…
(あわわわっ)
慌ててカレンからバッグを受け取ると、とりあえずカレンの手を引っ張り、
人混みを抜ける…
「……
(私としたことが…)
現に、私の間の抜けた行為を笑っている声が聞こえる…
私が悪いとはいえ、屈辱感は物凄い