【は、…っっ!】 (その言葉を一瞬飲み込めず、気がついた瞬間、とっさに腕で庇う) (今の彼女は、万全とは言えないが、『天川宙』と同じだけの…いや、それ以上の、性能がある) (が、今の彼女には決定的な欠点があった) (『悪意、敵意、殺意が認知できない』)
カハッ、そうだよそうだよ、そう来なくちゃなあ!? (腕に指したナイフを抜き、恍惚とした表情を浮かべる)