(ふわりと白い羽根が彼女の周りを舞う) 『…ったく、おまえも、あいつらも、なんでこう無理ばっかすんだ』 (ほとんど死にかけとも言っていいであろう彼女のからだを抱き上げ、そうつげる) 『ちょっとまってろ、たすけるから』
「 …にぃ…くん?…わたしより…あの子……さがさ…なくちゃ 」 ( 朧気な意識のなか言葉を発する、 あぁ、どうしよう、言葉をはっするのもつらいなぁ、…血もすごいし… )