ひ、ふ…
(だんだんと過呼吸は落ち着いてくる、なぜ僕は死なないのだろう、死は、救い、なのに)
【……死は、救いではあるかもしれないが、安堵していいものでは無いんだよ、アルくん】
(永遠を繰り返している彼女が言うには重すぎる言葉、だが、彼女のようなものだからこそ言える言葉を吐く)
【…でも、そうだねぇ、怖いねぇ、永遠なんて、…それはちょっと、分かるかもしれない】
壱『…っ____!』
(息を飲む音が聞こえた、あぁ、壱くんに嫌なことを思い出させてしまったかなぁ…でも)
【……まぁ、君がいなくなるのは、さみしいなぁ】
(後輩くんを、ほおっては置けないからね)