弐『………問題ねぇよ、あっちは』 ____あの子がいるからな
「 ……精度が……いつもより低い…… 」 ( 一瞬だけ見えた景色からこちらに引き戻され、さっきの少しだけ霞んだ視界や、すぐに戻った視界に、思わず舌打ちをして。なにが…なにが……ここまで力を弱ってるの…、魔力は足りてるし怪我もないのに…… )