「そうかい、ではさらに問おう、君のいう、『天川宙』と【そら】の違いとはなんだ、そこまで比較するのであれば、なにか決定打でもあるのだろう?」
「..........うぅーむ、難しい事を言ってくれますね....
....まぁ、結局の所あまりに単純すぎる事しか言えませんけれど、
あやつさんは満足してくれるんでしょうか」
「…あの方…宙様は優しい間抜けですね…
そらとやらが何なのかは知りませんが、あやつさんが最高傑作とか
言ってる以上は…物として宙様より上でしょう、それはある意味誇れです
しかしなんてつまらない!あやつさんの顔が示すごとく、とって貼り付けた
みたいな人形、そんなポンコツがが間抜けより上であってたまりますか!」
「…ぜぇ、ぜぇ…無論、私自身人間ですから、ええ…
他の人間性を推し量って知り尽くすなんて無理な話です…
しかし、名の通り最低な私でもポンコツ人形と間抜け人間の価値なんて、
火を見るより明らかなのはしっかりと分かります!
あやつさんの顔が、あやつさんのなす事全てにどんな意味があるかを
人に伝える様に…私も『人間』ですから、最低なりに分かるんですよ…ぜぇ」
「……ぜぇ、い、いけない…喋り過ぎです…
そ、そろそろ…あやつさん、もしくは顔文字弁天?…どっちでもいいですけど…
あ、あのお…私め…に…あやつさんなりのお役人思考を…説いてはくれませんかぁ?」